休日出勤を断りたい!おすすめの断る理由や上手な断り方5選!
会社員をしていると休日出勤を頼まれることがあります。
会社側、上司としても誰かに出勤してもらわないと困るわけです。で、誰が出勤するか。
従業員を見渡して、この人に頼んでみようということで目星が付けられます。
「今度の休日◯月◯日なんだけど、出勤できないかな。できればお願いしたいんだけど」と声がかかった時に、どうしますか?
こんな言い方はまだ優しいですよね。
もっと強引に「◯月◯日、出勤頼めるかな。△△さんが来るので対応しといて」ってもう休日出勤することが前提の場合もあります。
こんときにどう断れるか。
おすすめの断る理由、上手な断り方をキャリアコンサルタント@岡田一人が5つ紹介します。
そもそも休日出勤は違法性はあるのか?ないのか?
休日出勤をさせられることは違法なのか?
休日労働をさせるような会社は、即ブラック企業になってしまうのでしょうか。
結論から言うと、雇用する側にも働いてもらう権利があって、しっかりと手続きを踏めば従業員に休日労働をさせることはできます。
使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。
労働者の過半数で組織する労働組合か労働者の過半数を代表する者との労使協定において、時間外・休日労働について定め、行政官庁に届け出た場合には、法定の労働時間を超える時間外労働、法定の休日における休日労働が認められます。この労使協定を「時間外労働協定」といいます。なお、時間外労働時間には限度が設けられています。
労働時間・休日に関する主な制度
もちろん、労働者の休む権利を自由に剥奪することはできませんが、法律に乗っ取った中での休日出勤依頼は違法でもありませんし、これだけでブラック企業になることもありません。
でも、そうは言ってもせっかくの休み。
上司からお願い、あるいは強要されたときに絶対に休日出勤を断りたい場合もありますよね。
どんな理由で断ればいいのか見ていきましょう!
休日出勤を断る理由①家族絡みを理由にする
家族、親戚をだすと上手く断ることができます。
例えば、こんな感じですね。
- 家族全員で行く3ヶ月前から決まっている旅行の予定があります
- 祖父母が遠方から家にくる予定があります。日程変更は難しいです
- 兄弟姉妹、従兄弟の結婚式があります
- 子供が熱を出していてどうしてもその日は私が面倒みないといけません
- 従兄弟の3回忌、法事があるんです など
ただ、嘘をつくことに対して罪悪感を持ってしまうかもしれません。
嘘も方便なのですが、あまりにも何度も嘘をつくのは気がひけるでしょうから、この理由を使えるのは年に1、2回だけかもしれませんね。
休日出勤を断る理由②体調が悪い
これは一番言いやすいかもしれません。
- めまい、貧血がある
- 気分がずっとスグレずに吐き気が続いている
- ここ最近アタマが痛くて休養を取りたい
- 急に立ってられないほど寒気がする など
普通は体調不良の人に休日出勤を頼みづらいですよね。
ただ、休日出勤の場合急に頼まれることも多いので、さっきまで元気満々だったのに、頼まれた瞬間に体調不良と言えない可能性はありますね。
休日出勤を断る理由③別の人を推奨する
これは普段から人間関係がしっかり形成されていることが重要です。
中には休日出勤をそんなに苦にしない人がいるんですね。
普通は休日出勤は嫌ですが、メリットもあります。他の従業員、嫌いな上司などがいないことです。
なので、休日出勤するとのんびり仕事ができる。しかも手当もつく。ということで、別に休日出勤自体が苦にならない人を見つけておくことです。
もちろん、後から休日出勤をその人に振ったことを誤って、お礼もきっちりしておきましょう!
休日出勤を断る理由④試験がある
ずっと勉強してきた民間資格の認定試験があるという理由ですね。
単なるコンサートや演劇を観に行く理由では弱いのですが、1年に1回しかないような民間資格の試験がその日にあると伝えましょう。
国家資格だと試験日程が公開されているのでダメです。
民間でやっているような認定資格とかがいいですね。
これも嘘を付くことになるので後ろめたさはありますが、実際に何か勉強しているものがあれば言いやすいかもしれません。
休日出勤を断る理由⑤普段から発言権を高めておく
これは真正面から論破することです。
普段から仕事を完璧にこなしておくことで、この日だけはどうしても休みを取りたいと主張します。
「こいつがここまで休日出勤したくないのは余程のことだ」と思わせることです。
単なるワガママだと思われると断れないのですが、正当な主張だと受け取ってもらえれば休日出勤を断れるはずです。
組織人なので我慢も必要
ここまで休日出勤をうまく断る方法を見てきましたが、会社員は組織集団行動ができなければいけません。
自分ばかりワガママを言えないので、嫌だけど休日出勤できるときは素直に受け入れましょう。
要望も一緒に伝える
ただ、仕方がないから引き受けるだけでは芸がありません。
その時こそ、自分が通したい企画なり意見を伝えておくこと。
「わかりました。◯月◯日ですね。本当は用事がありますがキャンセルして出勤しますね。あっ、この前お願いしていた△△の件ですが、ぜひ実行できるようにお願いしますね!」
とお願い事をくっつけておきましょう。
頼んだ上司も、休日出勤を引き受けてくれたことに対して恩を感じているはずです。
この機会に交換条件をさりげなく伝えることを忘れないように!
ぜひ、会社員として周りのことを考えながら、かつ、自己犠牲にならないような、バランス感覚を保って休日出勤を断ってくださいね!
どんどん労働環境が厳しくなっていると感じたら・・・
会社よっては仕事量は減らないのに一向に人材補強がされなかったりで、残業や休日出勤が当たり前になってしまう場合があります。
なんとなく、この会社大丈夫なんだろうか。
この先ちょっとでも心配だなと感じている人は、念のため転職情報くらいはしっかりと入手しておいたほうがいいと思います。
いざ、厳しい状況に立たされてからでは焦ってしまい冷静な判断ができなくなります。
なので、今後の会社のことがちょっとでも心配な方は気軽に転職情報だけでも集めておきましょう。
私は国家資格キャリアコンサルタントとして数多くの相談を受けてきていますが、いつも思うのは「なぜ、そこまで追い込まれてしまってから転職活動になったのか」と思います。
もっと早くから情報を集めておけば、市場動向や転職相場観などもわかったうえで判断ができるのに。
自分の選択の幅を増やしておくためにも、残業、休日出勤のことなどでちょっと嫌なことがあったタイミングというのは動くチャンスです。
ひとまず、誰しもが知る最大手「リクナビNEXT」への登録だけで十分ですよ。サクッと済みますので。