初めてのオンライン教室(講座)の開き方と見やすいレジュメ作成のコツ5選!
得意なことを興味のある人に伝えたい、教えたい、そしてお役に立ちたい!と思っている人が最近増えてきました。
中には副業として、また独立起業したフリーランスや将来フリーランスでやっていく足がかりとして、オンライン教室(講座)を開きたい人も。
私もやってみたい!どうやったら開けるの?でも、ハードルが高そう・・・
こんな不安を持っている初心者向けに、オンライン教室(講座)の開き方、見やすいレジュメづくりのコツをキャリコンサルタント@藤原あきこが開催経験を元に分かりやすくお伝えします。
あなたもオンライン教室(講座)開催にチャレンジしてみませんか?
オンライン教室(講座)とは?
まずは、オンライン教室(講座)ってどんなイメージですか?
大枠でいえばインターネットで教室(講座)を開くということ。
もっと具体的な感覚を持ってもらうために、まずはオンライン教室(講座)の良いところ、良くないところなどをお伝えしますね。
オンライン教室(講座)の良い点は?
でははじめに、開催者側からみた良い点はどんなところでしょうか。
- 自宅など、どこからでも開催できる
- 会場費用がかからないので、受講料を安くして集客に繋げることが可能
- 開催時間は遅めの設定など自由度が高い 例えば、20時~22時など
- 会場の選択、手配などの手間や費用がかからない
- 会場へ出向かなくてよい(下見も不要)
- 会場までの移動費用・時間がかからない
- ファッションにあまり気を遣わなくていい
など。
多くの開催は自宅からだと思います。自分の家でできるのは緊張感が和らぎますね。
会場費用がかからない分、リアル講座に比べ受講料は安く設定できそれが集客にも良い影響が。
また移動時間は不要。なので遅い時間のスタートなど柔軟な時間設定もOKです。
移動時間でいうと、片づけて家に帰るという手間が省け、その分の気持ちはかなりラクですよ。
それとファッション。女性はどんな服がイイかなとか、新調することを考えたりするかもです。
でも、オンライン教室なら生徒さんに見えるのは顏が中心。座った状態で話しをしますから、多く見積もっても上半身だけ気にかければ大丈夫です。
こんなにイイところがたくさんあって、開催しやすいのがオンライン教室(講座)。
かなりポイント高いですよね。
いかがですか?
オンライン教室(講座)の良くない点は?
一方、良くない点はどんなところでしょうか。
- 受講生の反応がどうしても鈍くなる
- 教室の一体感がでにくい
- 一方的な講義になりがち
わたしの経験から言うと、生徒さんが遠いな~と感じます。
まあ大丈夫なんですけどねw
ほとんどが初対面なので、そもそもが近くはない存在。
もしこれがリアルの教室だったら受講生との距離感を感じながら、様子をみて声をかけて距離を縮めていくこともできます。
でもこれは講習の内容にもよりますが、まずはじめは「講師からのお話しを聴いて学ぶ」が中心のコンテンツにすれば進んでいきますので。
心配はいらないですよ!
オンライン教室(講座)の良い点、良くない点のまとめ
ここまでは、開催する講師サイドからみたオンライン教室(講座)のお話しでした。
初めてオンライン教室(講座)を開く人にとっては、良い点が多くて魅力的な手法。
ホント諸々の手間なども省けてラクですし、リアル開催に比べればスムーズにコトが運べそうだと思いませんか?
これって開催するにあたっては、とっても大事なこと!
オンライン教室(講座)は受講生にとって参加しやすいの?
開催者側は便利ではじめやすいオンライン教室(講座)。ここでもうひとつの大切なポイントは?
そう、受講生にとって参加がしやすいのか?ということです。
重要ポイントですね!
例えばスタート時間と場所。
ターゲットが会社勤めでも専業主婦でも、20時とか20時30分スタートであれば自宅で受講可能ですよね。
実際、私が開催したのは20時30分~でしたし、他では21時スタートを見たこともあります。
もちろん土日であれば、朝やお昼間の時間帯でもOK。
このように幅広い時間設定が可能なのは、オンライン教室(講座)ならではのいいところです。
また、自宅でゆったりとした気兼ねない恰好で受講OK。
そして何より受講料は安いし、会場までいかなくてすむので時間と交通費が節約できます。
このように、受講生にとってもオンライン教室(講座)は魅力がいっぱい。
ただ1点、「インターネットで参加する」のは抵抗がある人は難しいですね。
こういうタイプの方はまだまだ居られます。そもそもインターネットを使ったことがないとか苦手だとか。
でも気にしなくて大丈夫です。
オンライン教室(講座)で参加したい!という人は多くおられます。
なので、ターゲットはここに絞って考えたらいいだけなので!
オンライン教室(講座)の開き方や手順のポイントは?
次にオンライン教室(講座)を開くにあたって、決めることをや準備することをカンタンに。
- どんなことを誰(ターゲット)に教えるのか
- スケジュール(プログラム) 〔例〕90分 1回完結コース、90分中の時間割決め
- オンライン教室で使うテクノロジーの決定 〔例〕スカイプ、ZOOM など
- 開催日時、定員、受講料、告知方法などを決める
- レジュメ(教材・テキスト)の作成
- 告知・宣伝
- 本番!
- 実施後の反省と次回に向けての課題抽出
- 課題のクリアと次回の準備
本番までに実際のテクノロジーを使って、リハーサルはしておくのがいいですね。
初心者であれば、内容もさることながらうまく繋がるのか?も大いに気になるでしょう。
このテクノロジーはどれがおススメ?などは、別の機会でお伝えしたいと思っています。
そして開催日時はターゲットの都合がよさそうな日を。
例えば、会社員の女性がターゲットであれば、平日20時とか20時30分スタートがいいでしょう。
また1回の開催時間。ヒトが集中できる限度時間の60~90分をまず考えて!
もちろん休憩を入れて2時間とか3時間もありですが、まずは小さく(短く)はじめて、そこから展開するのがイイかと。
さて、次はいよいよレジュメのつくり方のコツです!
初めてでも大丈夫!見やすいレジュメ作成のコツ5選とは?
では本題のレジュメ作成について進めていきますね!
その前に、レジュメまたはレジメって?
これは「話したい内容を簡潔にまとめたもの」ですね。ザックリ言うと、講座を開く時に受講生に見せる資料(スライド)のこと。
受講生にとっても講師にとってもあった方が絶対に良い便利なものです。
〔レジュメ作成★コツ1〕レジュメを作る目的は何?
ではなぜレジュメを作るのか?
講師の話しや説明のサブ的な資料として、
- 講座の内容を受講生により分かりやすく伝える
- 講座後に見直したり再勉強するときに便利
なのです。
もちろん、講師の皆さんがレジュメに書かれていない行間を、詳しく伝えていくワケなのですが。
手元に資料があった方が受講生にとってはありがたいでしょうし、講師の話しで気になることはメモもできます。
講師としてもレジュメを上手に使って、分かりやすく説明をすればいいので。
〔レジュメ作成★コツ2〕レジュメの構成や入れたい項目は?
ではレジュメってどんな構成にすればよいのでしょうか。
具体的なページ割。わたしはこんな感じで作っています。
ページ割 | 内 容 |
表紙 | 講座名、開催日時、(会社名)講師氏名 |
1ページ目 | アジェンダ(目次)※ |
2ページ目 | 今日のゴール(目標)※ |
3ページ目以降 | 本 編 |
最後のページ | まとめ |
※印のところを補足説明しますね。
≪1ページ目のアジェンダ(目次)≫
どんな項目・内容を教えてもらえるのか?がパッと見てわかるのがイイですね。
わたしが実施する時は講座冒頭でアジェンダを1つずつカンタンな補足を入れて読み上げます。
「今日の講座の流れ」を受講生に分かってもらい、受講態勢を整えてもらうイメージですw
今から「こんなことを教えてもらえるんだ~」と心づもりをしてもらうワケです。
また、ロングの講座ならアジェンダにおおよその時間配分を入れるのもありです。
例えば休憩はどのあたりであるのか?は受講生は気になるので。
ただ、細かいスケジュールは初心者のうちは書かない方がいいです。
大幅に時間がズレると、信頼感がかなり落ちてしまいます。
「時間どうりに終わるのかな?」とか「タイムマネジメント出来てるの?」とか不安にさせるのは絶対NG。
≪2ページ目の今日のゴール≫
「今日の講座を受講したら何が理解できるのか?」を言葉にして具体的に書いておきます。
会議だと「目標」にあたる部分です。
他の講座のレジュメでは無かったり別の言葉で表現しているかもですが、受講後に「知りたかったことがよく分かるんだ!」のイメージを持ってもらうために私は入れてます。
終わった時に達成とか完成のイメージを持ってもらうのは大事だと思うんです!
〔レジュメ作成★コツ3〕レジュメの様式は?
3つ目のコツはレジュメの様式です。
レジュメを作る目的をクリアしていたら、様式はどんなものでも大丈夫ですが、、、
多くの人は、体裁が整いやすい”PowerPoint”もしくは”Word”をベースに作っています。
どちらにも言えることですが、受講生にとって「見やすいレジュメを作る」という観点で!
押さえどころは次のとおりです。
フォント(文字)の大きさ | 表題は28~32ポイントくらい 文面は18ポイント以上で |
情報量 | 多すぎると逆に分かりにくくなります ほどほどの文字量に |
色使い | カラフルになりすぎない 同系色でまとめ強調したいところは、太文字や赤文字などを使う |
ページ数 | 必ず入れましょう なにかと講座の中で使います |
補足として、
- メモ用の余白をいれる
受講生としてはメモの余白があれば便利。
レジュメ作成の都合上、スペースが空いてしまったときに上手にメモ余白を入れて体裁を整えるのもありです。
〔レジュメ作成★コツ4〕見やすいレジュメ before⇒after!
〔レジュメ作成★コツ3〕でお話しした、フォントの大きさや、色使いなど、元の原稿のbeforeから加工後のafterを。
受講生に分かりやすく、また楽しく見てもらうために元の原稿をひと工夫します。
手間はかかりますがこの作業は必須です!
≪before/元の原稿≫
↓↓↓↓↓
≪after/加工した原稿≫
初心者は、色をたくさん使って作る傾向があります。
ココもあそこも強調したい!の思いはとってもよくわかりますが、かえって何を強調したいのか?が分かりづらくなります。
なので多色使いなどはおススメできません。
≪after(説明文を削除)≫
どうでしょうか?
ブルーの同系色を使い、強調したいところは赤文字にしてみました。
イラストを入れることで文字ばかりの堅いイメージから、分かりやすくて楽しくなったと思います。
before、afterで比較すると、分かりやすいレジュメになったのがよくわかりますねよね。
〔レジュメ作成★コツ5〕実際の見やすいレジュメはこんな感じ!
さらに〔レジュメ作成★コツ3〕で伝えした内容を、サンプルのPowerPointでご覧いただきましょう。
私が講座用に作ったデータを載せてみました。
≪アジェンダ(目次)≫
≪目的とゴール≫
≪イラスト(図)を入れて分かりやすく柔らかく!≫
≪色の使い方、強調の仕方≫
黒い文字が中心ですが、下半分は背景色にブルーをいれることで、メリハリを出しました。
イメージが湧いてきましたか?
いろんな色を使ったり、細かい設定をたくさんしなくても分かりやすいレジュメは作れます。
またシンプルなレジュメだと、作成・作業の手間や時間がかからないのもさらに良いところです。
初めてのオンライン教室(講座)の開き方と見やすいレジュメ作成のコツ5選!のまとめ
初めてのオンライン教室(講座)の開き方を、レジュメづくりを中心に順にお伝えしました。
オンライン教室(講座)はリアルで開催するより、精神的にも経費的にもそして時間的にも随分と負担が軽くハードルが低いです。
だからこそ、副業にまた独立起業したフリーランスにもピッタリですよね。
そして何より、受講生にとっても開催側の皆さんにも都合が良くて便利なことが揃っています。
自宅で受講できるし、受講料、移動費用も安いので、受けてみようかな?という気持ちにもなりやすいです。
そして、繰返しのお伝えになりますが開催するにあたっては、必ず「受講生目線」で考えて進めてくださいね。
講師側の都合で考えるのではなく、参加してくれる人たちを1番に思って何事も進めていくのが大切で基本の考え方です。
この考え方を基に、初めてのオンライン教室(講座)チャレンジ&デビューをしてみませんか?
最後に、近いうちにオンライン教室(講座)で使うテクノロジーの選び方編などをアップしますのでお楽しみに!!