同期がいなくて寂しい!逆境をチャンスに変える考え方3選
社会人になるまでは、同い年の友人に囲まれているのが当たり前な環境に過ごしていた人がほとんどだと思います。
だけど入社してみたら
- 今年採用されたのは自分だけだった
- 配属先の支店に新人は自分だけ
- 同期はいたけど次々辞めて、気がつけば自分だけになってしまった
そんな人もいるでしょう。
入社した当初は緊張もしていたし仕事を覚えるのに必死、あまり気にならなかったけど、少し慣れてきたら同期がいない寂しさがこみ上げてくる。
- 仕事を終えてからいやな上司の悪口を思いっきり言いたいのに
- ちょっと気になる異性のこと、話したいまたは協力してもらいたいのに
- 仕事がうまくいかない悩みを聞いて欲しいのに
もちろん、職場には上司や先輩たちがいます。だけど自分と同じ境遇、目線で語り合い、苦労や悩みを聞いてもらったり分かち合える仲間がいなくて寂しい。
大学時代の友人は沢山の同期に囲まれていて羨ましいなあ…
今回は入った会社や、配属先に同期がいなくて寂しいと感じる人に向け、キャリアコンサルタント@上岡愛がその逆境をチャンスに変える考え方のヒントをお話ししたいと思います。
同期がいないから寂しい 辛い逆境をチャンスに変える考え方
1 仲間に頼らず自立できるチャンス
同期がいると、仲間がいる安心感は確かにあります。ちょっと嫌なことがあっても仲間同士で慰めあったり情報交換できたりすることもあるでしょう。
でもそういう仲間がいない、寂しくて辛い状況はあなたを早く成長させることに一役買ってくれるかもしれません。
中にはどんな状況でも自立心を持って何事にも挑める人もいるでしょう。しかし大部分の人は横並びの仲間がいないという状況に追い込まれないと「なんとかしないと」「頼りになるのは自分だけ」という感情を持ちにくいものです。
仕事で失敗した時、仲間同士で慰め合っている時間を使い一人反省し、次は失敗しないよう何をすべきかを内省する。その積み重ねがあなたを大きく成長させてくれることでしょう。
2 幅広い年齢の人たちと接するチャンス
同期がいない状態での職場の人たちの交流は、必然的に違う年齢、年代の人たちが対象になります。
最初は話題を合わせるのに戸惑うかもしれませんが、慣れてきたら「この年齢の人たちはこんな話が好きなんだな」「年上の人たちの懐に入り込むにはこうすれば良いのか」ということが自然に身についてきます。
後で詳しくお話ししますが、目上の人たちとの付き合い方に早めに慣れておくと、仕事の上でもきっと役に立つことがあるでしょう。
3 「社外同期」を作るチャンス
社内に同期がいないのなら、外に目を向けてみましょう。きっとあなたと同じ状況で同年代の人がいるはずです。
- 仕事終わりに自己啓発や資格取得のために行くスクール
- いつも気晴らしに立ち寄る飲食店
あなたが興味を持つところには、あなたと共通点を持った年の近い人たちが集まりやすく、仲間を作りやすい環境と言えます。
また、今はSNSを利用し、朝活のセミナーや勉強会、イベントなどに簡単に参加することができます。
そういったものを積極的に利用し、早寝早起きすることで得られる健康と、セミナーや勉強会で得られる知識、気の合う「社外同期」をゲットできればいいことづくめですね。
逆境から得たチャンスを上手く活用したらこんなにいいことが!
1 今後のキャリア形成を前向きに捉えることができる
あなたが頼るべき同期がおらず社会人として「自分で何とかしないと」と自立心を育てることができれば、そのスピリットを目の前の仕事だけでなく「自分はこれからどんな仕事をし、どうなりたいのか」というご自身のキャリア形成にも反映させていきたいところです。
今はもう昔のように良い会社に入った、というだけでは自分の仕事人生が保証されるなんてことがない時代です。
あなたは一社会人であると同時に、「あなたという商品」の価値を高め、高く買ってもらうための営業マンになる必要になってくるでしょう。
早いうちから自立心を持つということはそういった意味でもとても有意義なことです。
2 社会人としてロケットスタートを切れる
周りは年上の人しかいない状況だと、自然と目上の人との付き合い方が身についてきます。
それはあなたが仕事で目上のお客様や取引先の人と接するときに大きな力になってくれることでしょう。
そもそも、社会に出てしまえば同僚だけでなく、社内外問わず年代の違う人と接するというのは当たり前のことなのです。
その状況に早く慣れることができることは、社会人として早いスピードでロケットスタートを切れたと思いましょう。
3 社外同期を作るといろんな切り口から情報を得られる
同業種・異業種の社外同期を作ったら、自分と同じ会社内での価値観では考えられないようなアイデア、刺激をもらうことができます。
それは社内の固定観念を覆すチャンスでもあります。
常に外からのアイデア、刺激を受け、あなたの会社に新風を吹き込むことができると、あなたの評価もぐんと上がることでしょう。
同期がいない、気をつけておきたいこと
同期がいないことのピンチをチャンスに変える考え方についてお話ししてきましたが、気をつけていただきたいこともいくつかあります。
1 末っ子の甘ったれにならないで!
目上の人の懐に入り、可愛がられることが上達すると、時にそれが甘えになることもあります。
- 一番下なんだからできなくて当たり前
- 何かあったら上司や先輩がかばってくれるからいいや
そんな風に、末っ子の甘ったれにならないで下さいね。
2 孤独に飲み込まれないで!
同期がいない寂しさ、辛さに飲み込まれてしまい、気持ちが内向きにならないで欲しいと思います。
寂しさが辛い、と感じたら今回ご紹介した逆境をピンチに変える考え方を思い出して下さい。
同期がたくさんいて牧歌的な群れを作る羊たちをうらやましがるより、孤独を飼いならし、それをチャンスに変えて孤高を極める狼になりましょう!
そして社内や社会を颯爽と走り抜けて欲しいと思います!
まとめ
いかがでしたか?
同期がいなくて寂しい。
でもその寂しさに埋もれてしまわず、横並びの人たちがいない状況を社会人として早く船出できるチャンスと考えてみませんか?
そしてそのチャンスを活かし、広い大海原で活躍できるよう、応援しています!