【時間がない】仕事と子育てを両立するタイムマネジメント法5選
1日24時間。みんな平等に時間が決まっていますが、「時間がない!」と感じませんか。
特に、仕事と子育てを両立しているママには、ひしひしと感じるのではないでしょうか。
「労働者」「お母さん」「奥さん」として、毎日忙しくされていると思います。
そこで、3人の母でもあり、仕事と子育ての両立真っ只中でもあるキャリアコンサルタント@渡邉円が、自分で取り入れているタイムマネジメントを交えながら、時間の有効活用法をご紹介していきます。
【時間がない】仕事と子育て 両立の現状
共働き世帯の増加
昭和55年以降、夫婦共に雇用者の共働き世帯は年々増加し、平成9年以降は共働き世帯数が男性雇用者と無業の妻から成る世帯数を上回っています。
(男女共同参画白書(概要版) 平成30年版)
女性の就業継続
第一子出産前後に女性が就業を継続する割合は、これまで4割前後で推移してきましたが、最新の調査では約5割へと上昇しています。
出産退職をする割合が減り、育休利用後、就業を継続する女性が増えていますね。
(男女共同参画白書(概要版) 平成30年版)
【時間がない】仕事と子育てを両立するタイムマネジメント法5選
私のまわりでも育休を取得し、元の職場へ復帰して働くママが増えてきています。
令和の時代は、ますます増えてきそうですね。
働くママにとって、時間はいくらあっても足りないもの。
朝起きてから夜眠るまで16~18時間。就業時間を除いた時間で、本当にたくさんのことをしないといけません。
子どもともゆっくり話をしたいのに、息つく間もなく、あっという間に過ぎてしまいますよね。
そんなママ達のために、仕事と子育てを両立するタイムマネジメント法5つをご紹介します。
時間割を立てる
朝起きてから仕事に行くまでの朝の時間って、とにかく忙しいですよね。
子どもたちを起こして、朝ごはん作って、水筒の準備をして、洗濯回して・・・
やる事いっぱいです。
思いついた事から取り組んでいくと、後から「あっ、あれもしないといけなかった!」と焦ることありませんか。
そこで、時間割を立てることをオススメします。
- まずは紙に「朝することリスト」を作ります
- その中で絶対毎日すること(例えば、朝ごはんを作るなど)とその時間を確認
- 起きてからする順番に並べます
これで大枠の時間割が完成。
日によってはすること(例えば、ゴミ出しなど)も加えていき、時間割を立てていきます。
あとは毎日、時間割通りに動くだけです。
慣れてくると1時間かかっていたことが30分で出来てしまうことも。
時間が短縮されると、モチベーションアップにもつながりますね。
時間いっぱいに詰め込み過ぎると、こなせなくなる可能性大です。
ゆとりをもった時間割を立てましょう!
しながら時間
〇〇しながら〇〇をする、というように2つの事を同時に進めること
「しながら時間」って、時間がない人にとって、とても便利です。
同じ時間に2つのことが出来てしまうので、こんな有難いことないですよね。
みなさん無意識のうちにやっていることなのですが、あらためて考えていきます。
私は、「しながら時間」に時間を手に入れるためのアイテムの投資をしてもいいのでは?と思っています。
- 「食器洗い乾燥機」
- 「乾燥機付き洗濯機」
- 「ロボット掃除機」 など
我が家は、5人家族なので、食器の洗う量も洗濯の量もたくさんです。
夕食が終わると、食器洗い乾燥機で洗いながら、お風呂に入る。
乾燥機付き洗濯機で洗濯しながら、明日の学校の準備を子どもとする。
少々高い買い物ですが、時間を有効に活用するために投資することもアリかと思います。
- 最近では、具材をボールに入れて、15分ほどチンするだけでカレーなどたくさんのメニューが作れるオーブンレンジがあるようです。
朝ご飯を作りながら、夕食の下ごしらえをして、仕事から帰ってきたらレンジでチン!
チンしている間にスープとサラダを作って、あっという間に夕食の出来上がり!
なんて出来そうですね。
しながら時間は、家事など「体」をつかう時間には有効です。
考えごとをする「心」につかう時間は、向いていません。
料理をしながら、考えごとをしても、結局どちらも中途半端になります。
「心」につかう時間は、「心」だけに向き合いましょう。
するついで時間
〇〇するついでに〇〇する、というようについでにできることも一緒にしてしまおうという時間
しながら時間と同様に、みなさん無意識のうちにやっています。
意識してすることで、さらに時間の効率化を図れます。
- 歯を磨くついでに、洗面化粧台を掃除する
- 子どもの習い事へ送ったついでに買い物へ行く
いろいろありますよね。
是非、意識的に「するついで時間」をつかってくださいね。
「しながら時間」同様、「心」につかう時間には向いていません。
「体」につかう時間で、効率よく使いたいですね。
すきま時間
〇〇と〇〇の間に発生する時間のこと
すきま時間ってどれくらいをいうのでしょう?
10分?20分?人によって違うと思います。
私は、通勤で30分ほど電車に乗ります。
この時間はすきま時間だと考えていて、最長30分程度かな~と思っています。
まずは、自分の行動を振り返って、どういう時にすきま時間が発生するか把握してみましょう。
意外とたくさんあるのが分かります。
「すきま時間」に何をする?
では、このあっという間に過ぎてしまう「すきま時間」をどのように活用していけばいいでしょうか。
先ほど「しながら時間」や「するついで時間」は、「心」をつかう時間には向いていないとお伝えしました。
「すきま時間」こそ「心」をつかう時間に向いています。
私は帰りの電車の中で、今日あった部下への指示の出し方がマズかったことや失敗したことなどを自問自答します。
時にはメモを取ったりして、〇〇したらよかった、次は〇〇しよう、と心の中で解決して家に帰ります。
家では一切心のモヤモヤについては考えない。
家に帰ってからは「体」をつかう時間が多すぎて、「心」と向き合っても中途半端になるだけだからです。
もしモヤモヤが残っているなら、次の日の朝の通勤時間に。
すきま時間ってあっという間に過ぎてしまうので、解決するまでには至らないのでは?と思いますが、短時間の中でも意外と答えが出ていたり。
意識的に「心」と向き合う時間を取ることも勿論いいのですが、ぜひ「すきま時間」を活用してみてくださいね。
まずは「すきま時間」の把握。
自分の「心」と向き合う時間に活用しましょう。
人に頼る
すべて自分でしようと思っていませんか?
時間には限りもあるし、体は1つです。
「しながら時間」や「するついで時間」をうまく活用しても、限界はあります。
そんな時は、パートナー、両親、子ども達にも手伝ってもらいましょう。
- 手伝ってもらうと、余計時間がかかるのでは?
- 自分が思っているようにしてくれないのでは?
と思って、手伝ってもらうのを躊躇していませんか。
今まで家事をしていなかった、自分のやり方を伝えていなかったので、最初は思うようにはしてくれません。
初めは時間がかかるかもしれませんが、続けてしてもらうと、あなたが思っている合格ラインの日がやってきます。
何よりも、子ども達はお手伝いをして褒められると、すごく嬉しそうな顔をします。
これだけでハッピーな気分になれますね。
また、「〇〇しなければならない」と思っていたことも、「〇〇しなくてもいいね」と思えたり、もっと効率的な方法が見つかる場合があります。
仕事も子育ても「チームプレー」が大切。
頼ったり頼られたり、家族の絆も深まっていきます。
自分1人ではない、困ったときには助け合えるんだ!と思って、頑張りすぎずに過ごしていきたいですね。
お願いするのだから、謙虚さは必要。
思いどおりにいかなくても、初めは我慢。
少しずつ「もう少し〇〇して欲しいな」と伝えましょう。
子どもはゲーム感覚でお願いするのもオススメです。
今回〇〇できたし、次はレベルアップした〇〇をしてみよう!など。
【時間がない】上手く行かずイライラしてしまったら
どんな人でも上手く行かずイライラすることもあります。
どうしてイライラしてしまうのでしょう。
「こんな風にしてくれると思った」
「きっとこうしてくれるだろう」
という期待する気持ちが、そうならなかった時に怒りが発生します。
期待と哀しみ
怒りの手前には「期待と哀しみ」という感情が隠れています。
そして、怒りの感情は自分が作りだしているもの。
よくありがちなのは、怒りに任せて子どもに意味なく怒っている時。
無駄な怒りの感情は、ストレスになるばかりか自分に返ってくるので、自己嫌悪になりますよね。
そこで、怒りの感情が沸いてきたら、怒りの手前にある期待の感情に目を向けてみてください。
その裏側にある自分の気持ちに気づいてあげましょう。
気持ちを素直に伝える
自分の気持ちを素直に伝えてみましょう。
朝、出勤前に子どもがぐずぐずしているとつい「ぐずぐずしないで、早く早く!」と言いがちですが、「早く準備してくれたら助かるなぁ」といった具合に、どうして欲しいのかを伝えること。
怒り=マイナスと考えずに、自分の気持ちを認めてあげることで怒りの感情とも上手く付き合えるようになり、心に余裕ができるのではないでしょうか。
まとめ
私も現在子育て真っ最中。
時間に追われ、イライラした気持ちで子どもと接して、後から反省すること多々あります。
なので、時間の有効活用や、怒りと上手く付き合う方法について考えました。
すぐには上手く行かないこともたくさんあるけど、自分のやり方で試行錯誤しながら家族の協力のもと、家族みんなが笑顔で楽しくいられる時間が増えていけばいいな、と思います。
働くママに少しでもお役に立てれば幸いです。
一緒に子育てを楽しみましょう。