【おススメ資格も紹介】専業主婦から社会復帰が怖い?働く勇気を出すためのコツ
「春から幼稚園や小学校に入学するので時間が出来るし、働いてみようかな?」
「子育てしていると社会から孤立した感じがする、社会と繋がりたい」
「子どもが大きくなってきて、学費が掛かるし、社会復帰したい」
など、結婚や出産を機に専業主婦をしているママが社会復帰したいと思っても、専業主婦歴が長いほどブランクがあり、不安で最初の一歩が踏み出せないですよね。
私自身も7年前は専業主婦でしたので、不安な気持ちは痛いほど分かります。
しかし、何とか社会復帰をすることができましたし、これまでたくさんの専業主婦から社会復帰されたママと一緒に仕事もしてきました
経験上、準備をしっかりすれば、不安要素はかなり取り除けます。
今回は、国家資格キャリアコンサルタントである@渡邉円が働く勇気を出すための準備についてご紹介します。
社会復帰は怖くない。働く勇気を出すための準備とは?
社会復帰するにあたって、不安や怖いと思うことって何でしょう。
・ブランクがある自分を雇ってもらえるのだろうか?
・ちゃんと仕事できるだろうか?
・子どもの体調が悪くなったら、どうしよう?
・どうやって求人を探せばいい?
以下のことを準備しておくと、不安要素が軽減できるのではないでしょうか。
(1)社会復帰のタイミングを考えて採用面接の準備をする
(2)希望の仕事をするために活かせる資格の取得をする
(3)子どもが病気になった時のサポート体制を確認しておく
(4)働き方、勤務地を決めて求人を探す
社会復帰のタイミングを考えて採用面接の準備をする
社会復帰のタイミングを考える
まずは、いつから社会復帰をしたいのかを明確にすることからスタートしましょう。
・子どもが小学校に入学して、少し落ち着いてから
・今すぐにでも
など、いろんなタイミングがあると思います。
ここを慎重にかつ明確に決めておかないと、仮に採用されてお仕事をスタートしたとしても、何か問題があった時に続けることが出来なくなってしまう可能性があります。
小学校に入学の場合であれば、1年生って最初はすぐに帰ってくるし、子どもが小学校生活に慣れるまでは見守ってあげるのがいいのかな、と思います。
また、子どもの手が離れて時間がある場合は、「すぐに」もアリかと。
求人を出している会社の中には、すぐにでも来て欲しい人を募集している場合が多々あります。
上手くマッチングすれば、ブランクのある人でも積極的に採用するので、チャンスは広がります。
履歴書と職務経歴書の準備をする
次に採用面接に向けて、これまでの経験、得意なこと、成功エピソードなど自分自身について、自己の棚卸しをしてみましょう。
今ではパート採用であっても、履歴書プラス職務経歴書を準備するのが一般的です。
職務経歴書をしっかり準備することで、面接で聞かれても自信をもって答えられます。
希望の仕事をするために活かせる資格の取得をする
社会復帰するにあたって、資格がないと仕事が出来ないもの以外は、必ずしも必要ありません。
しかし、あった方が面接の時にアピールすることで有利になります。
と言っても、子どもの面倒をみたり、家事をしたりと専業主婦って何かと忙しいですよね。
そこで専業主婦の方が比較的取りやすく、仕事に活かせる資格をご紹介します。
簿記
一般事務や経理事務を希望する人にとって、オススメなのは簿記です。
独学で勉強することも可能ですし、通信教育にて家事の合間にDVD学習で、と勉強する時間を確保できやすいですね。
試験も年に3回あるので、チャレンジしやすく、経理や会計の基礎的な知識が習得できるので、実務に役立つ即戦力となれる人気資格です。
ちなみに私は、専業主婦時代にDVD学習で3級を合格しました。
簿記知識ゼロからのスタートでしたが、無理なく学べました!
医療事務
病院やクリニックはたくさんあり、医療事務員として求人の数はかなり多いです。
働き方も正社員・パート・アルバイトなど様々であり、子どもが小さいうちはパートで、大きくなったらフルタイムで働くことも可能です。
柔軟な働き方ができる医療事務は、社会復帰の第一歩としてオススメです。
医療事務の講座は、通学講座と通信講座があります。
子どもが小さい場合は、通信講座ですきま時間を利用しながら勉強でき、試験も在宅で受験が可能なものがあるので、忙しいママには嬉しいですよね。
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
介護業界は人材不足が続いており、常に求人があるので未経験でも積極的に採用が行われています。
また、年齢問わず活躍しており、40~50代以上から今後必要となる親の介護を見据えてこの仕事をスタートさせたという方も多いです。
介護職員初任者研修は、カリキュラムが決まっており、一部スクーリング(通学)が必要です。通信講座の自宅学習とスクーリングで取得を目指す講座が一般的です。
介護職員初任者研修を取得後に、さらに実務経験を積みながら、実務者研修、介護福祉士、ケアマネジャーなどの上級資格を目指すこともでき、キャリアアップすることで給与のアップも見込めますよ。
その他
上記以外にも、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)、保育士、国家資格キャリアコンサルタント、ネイリストなども人気があります。
今後活かせる資格を取りたいな、と思っている方は、資格があることで就職に有利になるものや、仕事のニーズの高いものを選ぶといいですね。
国家資格キャリアコンサルタントやネイリストなどは、オンラインでの相談業務や自宅サロンなどを始めることもできるので、自分のペースで働きたい方にオススメです。
子どもが病気になった時のサポート体制を確認しておく
子どもが熱を出したら、幼稚園や保育園など休まないといけません。
もし、インフルエンザなどに罹ってしまったら、1週間ほど仕事をお休みすることになります。
子育て中のママ歓迎!などの職場で働いていたら周囲の理解もあると思いますが、でもやはり長期お休みいただくのは、気になりますよね。
子どもが病気になった時に預かってくれる先を探しておくだけで、気持ちが楽になります。
パパや祖父母のサポートがあれば一番安心ですが、祖父母が遠方に住んでいるなどサポートしてもらえない場合もあるでしょう。
そういった時に、病児・病後児保育の利用やファミリー・サポート・センターの利用について調べておくと、いざという時に活用できます。
詳しくは、以前に書いた記事を参考にしてみてくださいね。
働き方、勤務地を決めて求人を探す
今ではネットで検索すると求人情報が得られます。たくさんありすぎてどこから応募したらいいのだろう?と思われるかもしれません。
働き方を決める
まずは、どういった働き方をしたいのか、を決めることが大切です。
パート勤務やフルタイムの非正規雇用、正規雇用などがありますが、多くの社会復帰したママと一緒に仕事をしてきた経験から、まずはパートや非正規雇用からスタートするのが無理ないのかなと思います。
たとえ子どもがいない時間帯に働くからと言っても、日々の家事に子どもの送り迎えプラス仕事となると、毎日クタクタになってしまいます。
慣れないうちは、本当に体力的にも精神的にも疲れ果ててしまいます。
疲れやイライラが子ども達に伝わっては、本当に悲しいですよね。
ですので、特にブランクがあるママが社会復帰する時には、少し物足りないくらいのペースで働くことからスタートするのがいいのではないでしょうか。
私が社会復帰した時は、1日4時間、週4日からスタートしました。
それでも今までの日常生活に仕事を加えたことで、しばらくは本当にしんどかったです。
ブランクがあるママは特に無理のない働き方で、とりあえず働いてみて、慣れてきたら時間を長くしたり、正社員を目指したりと、焦らずキャリアを積んでいくのが社会復帰の第一歩を失敗しない方法だと思います。
勤務先は出来るだけ家の近くで
働き方を決めたら、次は勤務先です。電車に乗って通勤するのもアリですが、まずは出来るだけ家の近くで探すことをオススメします。
通勤時間って結構バカになりません。
駅に行く時間、電車を待つ時間、乗換があれば乗換の時間、電車に乗っている時間、駅から勤務先までの時間。
全てを合わせると結構な時間になっているんですよ。
往復でかなりの時間を浪費してしまいます。
勤務先が家の近くだと、少しでも無駄な時間を取り除けますし、もしも子どもの急な体調不良時にもすぐにお迎えに行けますよね。
自宅近くの求人を見つけるには?
働き方、勤務地が決まったところで、そういった求人を見つけやすいのはどこ?となりますね。
お住まいの近くの求人を探すのにオススメなのは、ハローワークや新聞折り込みチラシです。
子ども連れにはマザーズハローワーク・マザーズコーナーが便利
ご存知のようにハローワークは国の事業であり、日本全国にあります。今ではインターネットで求人情報を探すことも可能です。(ハローワークインターネットサービス)
各地域のハローワークはその都道府県の労働局の管轄となり、求人内容は地域ごとに密着しています。
自宅の管轄のハローワークへ行くと、求人内容に書かれている以上の生企業情報を教えてくれるメリットがあり、インターネットでいくつか検索して、ハローワークで相談するとすんなりと応募先が見つかるかもしれません。
また、マザーズハローワーク・マザーズコーナーは、キッズコーナーの設置がされていたり、子ども連れでも来所しやすい環境になっていますので、周りの目を気にすることなく安心して相談できます。
新聞折り込みチラシは地元情報が満載
新聞をとっている方だと、週に1回ほど新聞折り込みチラシが入っていませんか。
配布するエリアを絞り込んでいるので、地元の求人情報がたくさん載っています。
求人情報を出す企業も、交通費の削減等から近くの人に来てもらいたいと思っており、新聞折り込みチラシで募集をするといった方法を採っている会社も少なくはありません。
こまめにチェックしていると、自宅近くで思っている求人が載っている場合も。
新聞をとっていない場合は、「新聞 折り込み」などで検索すると見つけれますので、チェックしてみてくださいね。
焦らずまずは仕事に慣れるところから
社会復帰の第一歩って本当に勇気がいることです。
しかし、しっかり準備することで働く勇気が出てきます。
焦らずスモールステップで、まずは無理のない範囲で仕事に慣れるところから進めることが、社会復帰の第一歩を成功させるポイントではないでしょうか。
今回、ご紹介したことが参考になりましたら幸いです☆