国家資格キャリアコンサルタント集団が斬る仕事論

障害者家族がネット時代に知っておきたい情報の選び方の基本

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国家資格キャリアコンサルタント。家族内障害者カウンセラー。学校図書館専任職員として障害を持つ子どもたちに、今は障害者の日中活動の支援を行う。弟も障害者であり「家族」という当事者。障害者の家族の生活は雨や嵐の日もあるが、大好きな絵本「ぼちぼちいこか」(偕成社)の言葉を合言葉に今日を生きている。

障害者がこの情報化時代の中で、どのようにネット情報と向き合っていけばいいのか。

障害者家族として、ネット時代のなかで気をつけるべき点、必要な情報をどのように入手できるのかについて考えてみたいと思います。

ところで、

障害者家族のみなさん、図書館で仕事をする人(司書って言います)たちは何の専門家かしっていますか?

答えは

図書館の司書は本の専門家はもちろん、調べ物の専門家、です。

司書は調べ物をする時は、本だけではなくネットはもちろん色々な種類の情報に接して、利用者さんが必要としている疑問に答えていきます。

今回は司書の経験も10年以上ある結木 つばめが

どんな風にたくさんある情報から「ネット時代に知っておきたい選び方の基本」お伝えします。

なぜ情報を選ぶ力が必要なの

情報を選ぶ力があると何かを決める時のプラスの効果がある

障害者家族になることは、大きな変化な時で、現実を見つめなければならならないんです。

ということは迷ったり、不安がぐんぐん大きくなります。

そこで、少しでも心配事を減らしたり、手に入れたい情報を求めていきます。

でも、知りたいことにたどり着いたとしても情報があれもこれもあって、さらにどれがいいってなってまたまた悩んでしまう結果に。

そんな時はこんなふうに何かを選んだり、決断したりするしてませんか?

慎重になって行動が遅くなる、刹那的に判断しか下せなくってしまう、やみくもに動く

不安は漠然としているもので視野が狭くなっているんです。

だからその結末が自分の希望した方向にならない事態になることも…。

そうならないために情報を選ぶ力があると何かを決める時のプラスの効果があります。

情報を選ぶことは、行動するということ

行動するというのは自分の希望する人生に向かっての一歩になります。

ポイント

ここで重要なのは「行動した」という事実です。

スムーズにいかなくても動いたことが自信に繋がっていきます。

よく「情報の海」という表現を目にしますが、広くて果てしない場所でおぼれてしまわないように情報を選ぶ力を大切にしなければいけないのです。

家族と自分が笑顔になるために決めて動くことが重要です。

コツと使い方を知っていれば、きっとヒントや手がかりが見つかります。

インターネットは情報のベストアイテム?

インターネットで調べる時の注意点

図書館勤務時代、調べ物をする子どもたちには、

「ネットだけで調べることはしないで、1つの情報にいくつかの情報があれば本や新聞も比べてみてから、レポートしようね。」

って調べ方を紹介していました。

なぜだと思いますか?

インターネットの情報は、「わからない」がある
  • 「誰がかいたものか書いてある?」
  • 「本当の内容?」
  • 「責任者の連絡先はどこなかな?」
  • 「書き換えられた情報かも…?」
  • 「いつ書かれた情報?」

だから、レポートには丸写し、そのままプリントアウトはできないんだよ。と

本、新聞は著者や出版社がハッキリしているから書き換えられる心配はないことを覚えていてねと伝えていました。

知っていますか?いろいろな情報源のメリット・デメリット

①辞典・事典・年鑑②図書③雑誌④新聞⑤テレビ・ラジオ⑥口コミ・インターネット

これは内容は性格だが新しい情報に乏しい➡内容は新しいが不正確な情報が増えるの順番です。

①辞典・事典・年鑑

内容は正確だが内容やデータなどが古くなってしまう。

②図書

一つのテーマなどでまとまっているものの、作者の考え方がそれぞれあり、意見が異なる。

注意点は科学技術系は進歩が速く、出版時点で内容が古くなっている場合もある。

③雑誌:情報が新しく、内容やテーマなどがある程度まとまっている。

④新聞:時事情報は今起きている新しいもの

⑤テレビ・ラジオ:新聞より新しい情報

誤報や未確認の情報が混ざる場合もあると知っておくこと。

⑥口コミ・インターネット

新しい情報が入って、メディアが取り上げない情報に出会える可能性があります。

「本当かな」という情報があるので、要注意。発信者の主観が入ることもあります。

情報の特徴を知っておくことが解決の糸口をつかめます。

スマホやパソコンのボタン一つで済ませず面倒でも手間をかけてみる。

比べて組み合わせて自分の知りたいことをより正確につかんでいくツールを増やしていく。

目に見えるものだけが正しいとは限らない

インターネットの検索ってスマホがあれば気になったこと知りたいことをどんどん調べられる時代になりました。

第一印象やパッと目についた情報に飛びついて鵜呑みにしたり、信じたりしてませんか?

でも、これってとっても危険な部分もあるんですよね。

「フェイクニュース」という言葉があるぐらいです。

難しいからこそ必要です

でも本物かどうか見極めるのは本当に本当に難しいです。

目に見えるものだけが正しいとは限らないから、情報を見る目を育てることが必要なんです。

情報はそのまま受け取ってOK?

SNSが広がって、検索するにもとっても便利になりました。

「いいね!」を押すと自動的に自分の好みの情報が集まってきます。

それは、いいことでもある面、1つの情報に対して比べることをしないということでもあります。

情報をいろいろな角度から見ることも大事です。

図書館でも本屋さんでも国語辞典を見比べてください。

出版社によって言葉の説明は違います。

つまり、表現する人、発信する人によって伝え方はちがうのです。

また、新聞社のA社、B社、C社があれば、ニュースの伝え方や解説、説明は違うし、テレビのニュース番組もテレビ局によって報道の仕方は違います。

みなさんにもお気に入りの本やニュース番組、必ずチェックするSNSなどがあるはずです。

受け取り方もその人その人によって違うからこそ注意したいこと

これっていい情報!って思っても一度そこで、ストップしてみてください。

その情報、事実だけを伝えていますか?

それとも書いた人の印象や意見は入っていませんか?

それをそのまま受け取ってしまっていませんか?

人の価値観ってまさに千差万別。

受け取り方もその人その人によって違うし、意見も見え方もそれぞれ。

だから、できれば2つ以上の情報源から比べてみるのが大事なんです。

障害者家族として有効活用していくために。

こうやって書いてあるとなんて大変、面倒!って思うかもしれません。

私自身もSNSに対して詳しい方かっていうと、そうじゃないところもけっこうあります。

だからこそ、一歩下がって見る練習中です。

でも、障害について情報が欲しいなって思ったりした時にも大いに活用できます。

ネットがダメと決めつけるのではなく、どう使ったらよいか、どこに注意するのかを持っておいて役立ててくださいね。

ちょっと見方を変えてみると受け止め方も変わりますよ。

選ぶ力は持っています

自分には調べた後、選ぶ力が弱いんじゃないかと思っていませんか?

もちろん数ある情報の中から自分の必要なものを選ぶって大変な作業です。

でも、少し立ち止まって考えてみてください。

仕事をしている時

取引先や営業先、また、お客様に喜んでもらいたいと思った時は色々ととことん調べつくすのではないでしょうか?

ということは、調べるて必要なものを選び取る素質は十分に持っているのです。

毎日、何かを選ぶことを繰り返しています。

例えば、買い物やランチでのメニューやカフェで飲み物を選ぶのも全て「選ぶ」をしています。

どんな風に選んでいますか?

情報を選ぶ時、今まで自分が学んできたことや経験したことが影響しているんです。

だからどんなものが好きで、どんなふうに物事を捉える癖があるのかも知っておくこと。

これがが情報を選ぶ時のポイントになります。

選ぶ時に大切にしたいこと

選んだことがすぐに成果が見えない時は、これで良かったのかなと思うのは当然です。

そんな時、周りの意見を聞いても、振り回されたり、惑わされたりしないことです。

私自身も周りの目を気にしないことなんてありません。

でもそれが強いストレスになってしまうんです。

だからこそ自分の価値観は周りの人があれこれ言うことではないというのは知っていて、意識するようにしています。

選んだことに自信を持ってくださいね。

障害者家族の役割って何だろう

若い世代の障害者本人であれば、学校の授業にもパソコンやタブレットを使うことや、小さい頃からスマホやネットゲームがある環境で育っています。

だから、家族よりはネットの世界の垣根はぐっと低いです。

ということは、数多くの情報に触れる機会がいつでもあること。

なぜ悩みになるの?

理由があって

 

■だまされたなど痛い思いをして欲しくなくて、あれもこれもダメと言って身構えているから

■障害者本人が情報の扱い方をそのうち身につけるかもと思っていてもそうそう簡単にいかず、「ネットの世界は苦手」言って教えるのを避けて通るのは難しい。

 

障害者家族にとって煩わしい問題になって、家族や支援者などのサポートが必要だからです。

私も悩みもなくできているかというとそうではなくて、悩みがあるのは皆さんと一緒です。

見える化していくことが不安を和らげていきます。

どんな風に物事をとらえますか?

 

◆情報は抽象的で目に見えないものなので、形でないものの受け取り方は?

◆障害特性によってそれぞれですが、映像や文字の受け取り方は、

◆気持ちや体の調子が良い時と悪い時の受け止め方は?

 

日頃の姿を観察してみてください。

どんな意識でモノを見ているか、見える化して、物事の受け取り方のポイントを探りながら家族や周りが対応できるよう不安を和らげていきます。

家族としての伝え方の工夫は?

日頃の姿を観察したら、障害者本人にとってわかりやすく、理解しやすいことばで伝えていきます。

 

▲情報はいろいろなわからないことを教えてくれるけれど、だましたりする悪い面もある

▲知りたい情報が本当かどうかわからない場合は家族や周りの人に相談する

 

気をつけたいのは家族の思いを押しつけないで、障害者本人と話しながら落としどころを見つけていきます。

そして、障害者本人がきちんと情報につきあっていくために注意して欲しいことは繰り返します。

障害者本人に時間はかかりますがその積み重ねはちゃんと届きますよ。

伝える時に注意したいこと

①情報を見たり聞いたりして嫌な気分になっても無理やり押し込めません。

家族はやっぱりと思って、責めたりもしません。

大変ですが、そういう気持ちを受け止めつつ気持ちを切り替える方法を備えておくことも大切です。

②気持ちが落ち込んでいる時などは、あえて、スマホやパソコンから離れる時間をとってみましょう。

周りを巻き込んでみる。

家族ばかりで情報について伝えていくのは、大変なこと。

頑張りすぎるとストレスに押しつぶされてしまいます。

作業所や通所施設、会社など周りに協力を得る方法を探りましょう。

そのとき障害者本人の今の関心がどこに向いているかと情報の受け取り方を共有しながらします。

家族では気づけないこともでも発見できる可能性がありますので、周りを巻き込んでみてくださいね。

実際に体験してみるのも大切です。

体験できるのであれば実際に出かけてみます。

ネットでは触れることができないリアルな情報は、障害者本人に役立つこと、新しい知識もたくさんあります。

興味・関心の気持ちを大切にします。

障害者本人が困ったことになったら。

ピンチになったときこそ、家族や周りにいる支援者などに相談できることが重要です。

自分で抱え込んでしまって取り返しのつかないところまでいかないためにも自分の言葉で「困っています」と言えるように伝えていきます。

障害者本人の情報を向き合う力も信じる

情報の不安ばかりに目に向けるのではなくて、好きなものを楽しんだり身につけていったり心の栄養になるのもたくさんあります。

あれもこれこもダメというのではなくて障害者本人と相談しながら、家族も使いながらメリットやリスクや学ぶ。

お互いに納得する地点を見つけていきます。

心配や不安がつきませんが、障害者本人の情報を向き合う力も信じて下さいね。

まとめ

情報はすぐに自分の望む人生にたどり着けるような魔法ではありません。

でも情報を受取って自分なりに納得したり、落とし込んでいくことが、自分で選択してなりたい自分に向かっていける道しるべになります。

今、足りないのは選び方と実践です。

未来のことは誰にもわからないけど、自分らしい人生を歩いて行くために大切なのは、今日の選択が明日に繋がっていく視点をもってくださいね。

得意、不得意はあると思いますが、ちょっとずつ日常生活でも使えるように習慣化を目指していきましょう。

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国家資格キャリアコンサルタント。家族内障害者カウンセラー。学校図書館専任職員として障害を持つ子どもたちに、今は障害者の日中活動の支援を行う。弟も障害者であり「家族」という当事者。障害者の家族の生活は雨や嵐の日もあるが、大好きな絵本「ぼちぼちいこか」(偕成社)の言葉を合言葉に今日を生きている。










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