【営業が苦手】落ちこぼれからトップ営業マンに変えてくれたおすすめ本6選
「本を読みましょう!」と親や上司から言われたことはありませんか?
「時間がない」、「お金がかかる」、「動画やユーチューブで十分!」と言い訳をして本から疎遠になっている人もいるかもしれません。
筆者も物心ついたころから「本を読みなさい」と両親に言われてきたものの、全く面白さを感じず、社会人になりました。
やさぐれ営業マンだった入社3年目のある日、「いい会社をつくりましょう」で有名な食品メーカーの当時社長より一冊の本をいただきました。
その本がきっかけで仕事観が180度変わり、営業成績が飛躍的に向上。トップ営業マンの仲間入りを果たせました。
今でもその本は大切に保管し、プレゼントしてくださった社長には大変感謝しています。
本は成長に繋がる自分自身への気づき、多角的視点、原理原則などが詰まった情報の宝庫。
今回はあおきしずか@現役営業マネージャー&国家資格キャリアコンサルタント&2級キャリアコンサルティング技能士が「仕事と営業と人生を“幸せ”に導くおすすめ6冊」をご紹介いたします!
やさぐれて悩んでいる方、1冊でもいいので読んでみてくださいね!!
仕事に対する考え方を変えてくれた本
志を教える
この本が、冒頭にもお伝えした筆者の仕事観を180度変えてくれた本です。
特に響いたのは以下2点
「志とは何か。志とは自分だけの利益を追い求める野望・野心を超えて、みんなの利益を追い求める心です。」
「自分が仕事をするのはあくまでも手段であって、本当の私の人生の目的は仕事を通じで人のお役に立ち、人を喜ばせることです」
自分の売上が上がることを中心に考えて営業していた筆者。自分のことだけしか考えない押し売り営業でした。
この本をきっかけに自分の数字だけではなく、得意先の売上・利益にどうやったらお役に立てるか、喜んでいただけるかを考えるようになったことと、
筆者は経営者でもなければ社長でもありませんが、営業所や会社全体の利益を考えること、社員が働きやすい環境・働き甲斐がある会社にしていくことを目指そうと決めました。
考え方が変わると行動も変わるもの。
それまでのやさぐれ態度を改め、営業成績が飛躍的に向上し社内表彰にもつながりました。
プロの条件
自分は目の前の仕事に「プロ」として向き合っていたかどうか、、、考えさせられました。
①自分で高い目標を立てられる人
②約束を守る
③準備をする
④進んで代償を支払おうという気持ちを持っている
プロとアマの違いは①~④に集約されるといいます。
もう少し具体的に表現すると・・・
- 精一杯高い数字目標を立てているか
- 約束を守る=自分に与えられた報酬にふさわしい成果を出せているか
- 成功するために準備に準備を重ねられているか
- プロになるための高い能力を得るために、時間とお金と努力を惜しまない覚悟を持った行動ができているか
プロ野球選手、プロゴルフ選手、プロテニス選手だけが「プロ」ではない。
どんな仕事でも「プロ」になれることに気づかされました。
能力を高める努力を惜しまなければ「プロ営業マン」になれるはず!!
営業活動を見直すきっかけを与えてくれた本
1億売るオンナの8つの習慣
筆者が尊敬してやまない太田彩子さんの著書から一冊ご紹介します!
著者:太田彩子
早稲田大学法学部在学中に出産を経験。卒業後子育てをしながらリクルートに入社、企画営業として活躍、MVPを3度受賞。その後独立し株式会社ベレフェクトを設立。2009年より「営業部女子課」を立ち上げ、営業女子の活躍を目的としたコミュニティを運営している一般社団法人 営業部女子課の会 代表理事 兼 Founder。
詳細は、ぜひ本を手に取って確認くださいね!
この本には1つの習慣につき4~5の項目に分けて書かれています。
8つの習慣(37項目)はどれも全て実践すれば、成果に繋がること間違いなし!!
とはいっても、全ての項目を頭に入れておくのは難しいかもしれません。
一つでもいいので、実践できそうなことから始めてみてはいかがでしょうか。
成功顔の秘訣は「おでこ出し」
⇒「おでこ出し」は「自己開示」の証。全面出し・横流し・短め前髪でファーストインプレッションを強化
「時間」より「回数」優先のアプローチ
⇒商談やプレゼン後のちょっとしたお礼の電話やメールで接触回数を増やし、お客様から相談されやすい存在になる
言葉を重ねて自分の気持ちを強調する
⇒相手に「伝わる」ことを意識して「誠に誠にありがとうございます!」「本当に本当にうれしい気持ちでいっぱいです!!」と言葉を重ねる
クロージングの武器「3つのM=マメさ、真面目さ、前向きさ」
⇒小さな約束でも必ず守る、お客様と伴走し続ける、粘り強くクロージングする
「GIVE、GIVE、そしてGIVE」
⇒価値ある情報を積極的に集め、欠かさず情報提供し続けることで信頼度を高める
他の項目も意識すれば日々の中で実践できることばかり。
ちょっとしたコツを習慣化させて、楽しく営業活動を続けていけたらいいですよね。
絶対達成する人になる方法
この本の主人公は浅井美沙、OL、28歳。
会社の業績悪化から希望退職に手を挙げようと上司に相談したところ、、、思わぬ展開に。
主人公の美沙は仕事もプライベートも上手くいかないという「やさぐれガール」。現実と向き合えない主人公と同じ気持ちになり「イタイところを突かれた」と読みながら胸にチクチク突き刺さる内容です(笑)
目標を達成できる人とそうでない人の違いは、本気で考えた回数の違い
商談のアポイントに遅刻しないことが「あたり前」で、時間と経路を逆算して考えるように
目標を達成することが「あたり前」で、目標金額から見込み客数(目標の約10倍)を逆算して考えて行動すること、その見込み客に対してコンタクトをとることが目標達成の第一歩。
自分に自信が持てないとき…行動をロックする!!
自信があるから結果が出るのではなく、結果がでたから自信がつく。
全ての行動をロック(カギをかけて)やり切れ
他に目移りする、結果が出ないことに焦る、今のやり方が正しくないのではと疑問を抱くとき…できない理由探しはやめる!!
結果が出ないと自分を信じられなくなる。
行動をロックすすると、結果如何にかかわらず、やり切ることができることになる
騙されたと思って、まずは「数」を達成することで自分に自信をつけましょう!
生き方に対する考え方を教えてくれた本
それでもなお、人を愛しなさい
これは尊敬する元上司が紹介してくれた本です。
営業をしているとお客様や上司から理不尽なことで怒られたり、社内でいい成績を出すと妬まれたり、納得がいかない負の感情に包まれることもありますよね。
そんな時「逆説の10か条」がとても心に染み渡りました。
10か条全てについてお話ししたいところですが、長くなってしまうので筆者が最も心に残った一つをご紹介します。
第一条
人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。
具体的に内容をまとめると・・・
- 誰にでも欠点や短所はある
- 一緒にいるだけでいらいらするような知人は誰にでもいるもの
- 人は論理的でなく、物分かりが悪いように見えることがあるが、実は異なった論理を使っているだけだったり、違った考え方をしているだけだったりする
- 物分かりが悪いように見えるのは、異なった世界観、これまでの経験の違いから生じること
- あなたもそういう人と同じくらい「扱いにくい」ことが多い
- 与えるにしても、受けとるにしても、愛ほど素晴らしい贈り物はない
- 愛という贈り物を与えたり受けとったりすることで得られる限りない意味を楽しむこと
自分が「理不尽」と思っていることでも、相手にとっては当然だったり論理的でなかったり、視点や考え方、経験の違いから生じるもの。
そう考えれば悲観的な気持ちでずーっと落ち込んでいる時間がなんだか勿体なく思えてきました。
もし、納得がいかないと落ち込むことがあったら、「自分とは違う考え方の人なんだ」「扱いにくいのはお互い様」と思ってみるのもいいかもしれませんね。
3つの真実
この本の主人公は会社経営者矢口亮38歳。
就職して3年目、営業職であるが月間目標は達成できないことの多い25歳のある日「成功法則」にまつわる本を何冊か読み、目標を定めて行動を起こし始めてから人生が変わった。
トップ営業マンになり、結婚、転職、独立。全てが思い描いた成功ストーリーになっていくと思われたが、ある時部下から突然退社の申し出が…一気に崩れ落ちる。
そんな彼の前に突如現れた謎の「老人」から「本当の幸せとは何か?」問いかけられ、老人が「3つの真実」を説いていく。
この本も、先述とは別の元上司が紹介してくれた本です。
「(同居している)両親と上手く話せない、当たってしまう」「仕事も面白くない」という私に紹介してくれました。
第一の真実…人間は肉体を超えた存在
第二の真実…人生は自分の心を映し出す鏡(鏡の法則)
第三の真実…感情は感じれば解放される
第一の真実…人間は肉体を超えた存在
- 君は自力で生きているのではない。天が君を生かしている。
- 人間の心の本質は愛
- 人間の心の中に愛があるのは、人間を生かしている宇宙の本質が愛だから。
- 愛ある行動をとると気持ちが良い、逆に愛のない行動をとると良心の呵責という形で心が嘆く
- 自分がここに存在していることこそが奇跡
- わたしたちは宇宙から無条件に愛されている
始めて読んだときは、正直意味が分かりませんでした(笑)
何回か読み返すうちに、自分は自分以外の力によって「生かされている」こと、そして無条件に愛されていることに感謝する気持ちに変化しました。
第二の真実…人生は自分の心を映し出す鏡(鏡の法則)
- 自分の人生を見れば自分の心の状態に気づくことができる
- 心の底で認めたことが現実化する。自分は幸せ者だと認めるものは、ますますハッピーな出来事が起こる
- 心の波長と同類の出来事が引き寄せられる。人を責める気持ちでいると、自分が責められるような出来事が起きる。人を喜ばせようとして生きると、喜ばしい出来事が自分に起きる。
- 当たり前だと思っていることのなかにこそ、感謝できることは存在する
- 感謝することによって、幸せを見出す
- 人生で起きる出来事は、自分が成長するためのヒント。本当の幸せを実現するための軌道修正をするために起きている
- 豊かになる秘訣は与える気持ちで生きること、そうすれば自分が多くを与えられる。
両親やお客様に対する姿勢が、そのまま自分に返ってくると気づかされた内容でした。
両親がいてくれることに感謝する
朝早くから夜遅くまで働く私を気遣って、掃除・洗濯・ご飯の用意も当たり前のようにやってくれる母に感謝する
お客様のことを軽視していれば、自分も軽視されるような出来事が起きる。どんなお客様にも感謝の気持ちを持つ
クレームは自分の取り組み方を見直すきっかけになる
「鏡の法則」を知ったことで、「上手くいかないのは周りのせい!!」と思っていたやさぐれ営業マンは自分の姿勢を見直すきっかけを得ることができました。
第三の真実…感情は感じれば解放される
- 感情は抑圧すると感情のセンサーが鈍って、喜びや充実感や安らぎにも鈍化になり、本当の幸せを見失う
- 自分のネガティブな感情に向き合っていないと、他人のネガティブな感情を受け止めることができない
- 感情はそのまま感じ、思考を変えていく。悲観的な思考を楽観的な思考変えていく。
- 「怒り」は二次的感情。「惨め、怖い、不安、悲しみ、寂しい」という一次的な感情を自分の中に感じる、認めること
プライドの高い筆者は、自分のネガティブな感情に耳を傾けることできず、自分にも周囲にも素直になることができませんでした。
当然、友人関係においても非共感的、非感情的で高校、大学と「何を考えているか分からない」と言われていました。
第三の真実を受けて、自分のネガティブな感情に向き合う大切さを知り、少しずつ友人の相談にも共感できるようになりました。
また、キャリアコンサルタントの資格取得における勉強過程でも「共感」することの大切さを学び、人間的成長に繋がっていると感じています。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!!
読書は、他人の経験や成功事例から学べる最も効率的な自己啓発です。
やさぐれ営業マンだった筆者は多くの気づきと刺激を得ることができました。
面白そうだなと思うものから読んでみてくださいね。
そして、本から得た気づきの中でできそうなことから行動に移してみましょう!
あなたが生き生きと仕事や人生を楽しめますように。
あおきしずかはあなたを応援しています☆彡
青木静のプロフィールはこちら☟☟☟