自己PRでコミュニケーション能力が高いと書くと危険?違う書き方例文!

就活や転職活動の履歴書、面接の自己PRで「私はコミュニケーション能力が高いです」と書くのはどうなのでしょうか。
もちろん、企業にとってコミュニケーション能力が高い人は人材価値としても高く採用したいと思うはずです。
なので、自分のコミュニケーション能力があるところを見て欲しいということになるのですが、個人的には「コミュニケーション能力がある」とアピールするのはリスクもあるのかなと思います。
その点についてキャリアコンサルタント@岡田一人の考えを書いてみます。
コミュニケーション能力が高いとは、どういうこと?
コミュニケーション能力を調べると下記のような説明が見つかります。
感情を互いに理解しあい、意味を互いに理解しあう能力。感情面に気を配って、意味をわかちあい、信頼関係を築いてゆく能力。
会話のキャッチボールを上手く行える能力
出典:Wikipedia
これ以外にも、非言語コミュニケーションや論理的コミュニケーション、ビジネスシーンにおける「折衝能力」「交渉能力」を含むコミュニケーションなど幅広い意味として使われています。
一般的には、上記Wikipediaの意味合いでOKだと思います。
コミュニケーション能力が高いと自己PRするリスク①面白くない
人事採用の方は、これまでに数千、数万人の方の自己PRを見てきています。
「コミュニケーション能力が高い」というフレーズは見飽きていると思うのです。
「またか」って感じです。
エピソードをうまく伝えれば乗り切れるかも知れませんが、そのエピソード自体も似通ったものになってしまいます。
なので、せっかく自己PRできるのに、その切り口では単純に面白くないなと思いますね。
コミュニケーション能力が高いと自己PRするリスク②比較される
①でも書いた通り、過去に山ほど「コミュニケーション能力が高い」とする人たちを採用してきているので、その人たちと比べられる可能性があります。
人事の人は目が肥えています。
ちょっとやそっとじゃ「確かにコミュニケーション能力が高いな」って思ってくれないんですよね。
実際に会社内でコミュニケーション能力を高い人たちを沢山見てきていますので、その人たちと比較されやすいです。
他の求職者たちと比較されるならまだしも、会社内でもレベルの高い人と比較されるのはツライですよね。
コミュニケーション能力が高いと自己PRするリスク③すぐに評価されやすい
書類だったらまだしも、面接だと最初の数分で「コミュニケーション能力」が高いか低いかは雰囲気からすぐに評価されてしまうと思います。
たとえば、分析能力が高い、積極性がある、計画性がある、忍耐力があるとかは、その場で評価しづらいのです。
面接のなかで、エピソードなどを聞きながら「確かに計画性があって、うちの業務内容にマッチするかも」って判断していきます。
でも「コミュニケーション能力」は面談内容、しぐさ、間の取り方、雰囲気など、すべてが評価に直結するので、成功すれば効果は大きいですが失敗する可能性も高いということです。
コミュニケーション能力が高いことを逆手に取る!違う書き方例文!
本当はコミュニケーション能力に自信がある場合でも、あえてそこは言わないことをおススメします。
でも、エピソードにはあきらかにコミュニケ―ション能力が高いというエピソードを盛り込んでおくことです。
たとえば、こんな感じです。
いかがでしょうか。
- 輪の中心になる
- リーダーになることが多い
- 話し合いができる
- 意見を調整できる
- 責任感が強い
- 仲間を大切にできる
というアピールをしながら、実はコミュニケーション能力が高くないと、輪の中心にはなれないということをさりげなくアピールしている具体例ですね。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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