国家資格キャリアコンサルタント集団が斬る仕事論

女性のしなやかキャリアとは?仕事、子育て、介護、家事をどうする?

 
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女性キャリアアップコンシェルジュ(国家資格2級キャリアコンサルティング技能士・キャリアコンサルタント) 人事部署一筋30年。人事部でキャリアを積んだことから女性職員のキャリアカウンセリングでモヤモヤ感を受容している。様々なステージで迷いながらも自分らしく在りたいと思っている女性の応援・支援を決意、エールを送りながら“しなやかキャリア”を提唱している。「人は人によって磨かれる」をモットーに人との関わりを大切に日々精進。誕生日はネコの日、ネコのブログで癒されている。

「こらこら、ケンカしてないで早くご飯たべなさぁ~い」

「車に気をつけて~、いってらっしゃぁ~い」

『アッ、もうこんな時間、早く出かけないと』

なんて、慌ただしく日常を送っている女性は多いのではないでしょうか。

ふと一人になった時、

『私が目指すキャリアってこうだったかなぁ…』と思いながらも、

『子供にも手がかかるし時間なんて全然ない!そうそうこれでいいの』

なんて日々の忙しさを理由に自分自身と向き合う機会を避けていませんか。

 

仕事をしながら家事・子育て…と沢山の役割をこなし毎日忙しくしています。

でも、その役割がずーっと続くわけではありません。

仕事もプライベートも、環境や役割は変化していきます。

変化する環境・役割の中で、あなたが目指すキャリアは変わって当然なのです。

変化を受け入れながらしなやかに変わるキャリア、あなたらしい“しなやかキャリア”を一緒に描いてみませんか。

国家資格2級キャリアコンサルティング技能士@永居エールまき子が、“しなやかキャリア”を考える機会のお手伝いをします。

永居まき子のキャリアは…

前述に『日々の忙しさを理由に自分自身と向き合う機会を避けていませんか』なんて言っていますが、正に私自身がそうでした。

私は金融機関の人事関連部署に、入社してからずーっと勤務していました。

そうです、入社してから今までずーっとです。

となると、実際の金融機関の具体的な業務の経験もなければ、金融機関の花形である“営業・融資”も一切経験がないのです。

金融機関にいながら一切金融業務の経験がないことが、自分の中では負い目となりモヤモヤしていました。

モヤモヤというのは、入社時に思い描いていたキャリアとの違い、このままのキャリアでいいのか、営業の経験を積んだ方がいいのか、と迷っていたことですが、仕事子育て家事と日々の忙しさの中その気持ちを整理することなく勤務していたのです。

そして、40代に“キャリアコンサルタント”という資格を知り、人事関連部署にいることを前向きに捉えようと思い、50代でチェレンジするタイミングがあり資格を取得しました。

その資格取得をきっかけに、改めて自分の“キャリア”と向き合える機会を得たのです。

50代で漸く見つめ直したのです。自分自身のキャリアに…。

かなり遅咲きですが、改めて気づきました。

キャリアは、自分としっかりと向き合い見つめ直すことで、柔軟に変化しながらリスタートができます。

残念なことは、無理だと決めつけ向き合いもせず諦めてしまうことです。

人生の様々なステージの中で

人生には様々なライフステージがあり役割があります。

仕事をしている時は職業人として、家に帰ると母や妻だったりと。

そのような人生のステージ役割を分かり易く説いた「ライフ・キャリア・レインボー(虹)」(ドナルド・E・スーパー)がありますので紹介しますね。

ライフ・キャリア・レインボー

キャリアを「長さ」と「幅」の2つで表します。

◆「長さ」を「人生の時間軸(年齢)」とし『ライフステージ』とします。

◆「幅」は「人生の役割」とし『ライフロール』とします。

その2つの基準をあわせたものが「ライフ・キャリア・レインボー(虹)」となります。

キャリアの「長さ」『ライフステージ(キャリアの段階)』5段階

第1期:成長期(0~15歳)

第2期:探索期(16~25歳)

第3期:確立期(26歳~45歳)

第4期:維持期(46~65歳)

第5期:下降期(解放期)(66歳~)

キャリアの「幅」『ライフロール(キャリアの役割)』7つの役割

①子供

②学生

③余暇人(余暇を楽しむ人)

④市民(地域活動など地域への貢献の役割)

⑤労働者(職業人)

⑥配偶者(妻・夫)

⑦家庭人(自分の家庭を維持管理する)

〔(高等学校キャリア教育の手引き 第1節キャリア教育の必要性と意義(その4)) 文部科学省〕

今のあなたはどの役割ですか?

「ライフ・キャリア・レインボー」の中で、今あなたは、どのステージでどの役割を担っていますか。

職業人、妻、母そして休日には市民…等々、幾つもの役割を担い一生懸命かもしれませんね。

あなたが、職業人としてスタートした時、役割の変化があった時、どんな目標を持ち、どんな人になりたいと思っていましたか。

・バリバリ仕事をしてキャリアを積んで、女性初部長!

・子育てに専念、そして子供の手が離れたら社会貢献ができる仕事で再就職!

…など色んな目標があったのではないでしょうか。

何役もこなし日々忙殺され目標を忘れて…イエ、忘れるのではなく、どこかで諦めていたり、そんな自分にも気が付かないフリをしたりしているかもしれませんね。

あなたの目指すキャリアは?

ドナルド・E・スーパーは、上記の「ライフ・キャリア・レインボー」を発表したとき、次のように述べています。

キャリア発達は人間の発達と関連づけて次のようなステージに分け、キャリアは単に青年期に選択され、決定され、それが変化せずそのまま維持されるのではなく、キャリアは生涯にわたって発達し変化する。(「キャリアカウンセリング」宮城まり子著)

ということは、

今あなたが一生懸命何役も担っている経験は、全て自己の成長につながり、その中であなたの目指す姿も変化していくということです。

今のステージで今の気持ちに正直に向き合って、あなたが目指すキャリア・目標を明確にして、あなた自身で自分のキャリアをデザインしていきましょう。

ここで一つ注意です。

目指すキャリア・目標は“仮”でもいいのです。“仮”でもいいから必ず明確にしましょう。

なぜなら

『目標を持っている人は、その目標に向かって行動が牽引される』からです。

人生は予期せぬ出来事の連続

今のステージでの目標は明確になったところで、思いがけない出来事に遭遇してしまい、どうしたらいいのかと落ち込むこともあると思います。

人生には公私ともに様々なライフイベント(就職・結婚・育児・転勤・昇進等々)があり、それは全てが予期できるものではないとうことです。

例えば

「以前より担当したい仕事があり、その部署への異動の打診があったタイミングでご主人の県外への転勤が決まった」

「大きなイベントのリーダーを任されていた時、子供が病気を患って入院となった」

といったこともあります。

計画された偶然性理論

誰でも予期せぬ出来事は、準備もしておらず素直に受け止めることは出来ないものです。

そこで『その偶然の出来事を“計画された偶然”の出来事として捉え意味のあるものとして自分のキャリアに活かす』という「計画された偶発性理論」(クルンボルツ)を紹介いたします。

キャリアは用意周到に、綿密に計画し準備できるものであると思ってはいけない。むしろ偶発的にいつかやってくるかもしれない絶好のチャンスを見逃さないようにし、常にチャンスに備えて予期せぬ出来事が起こる時のために準備し、心を広く開いておかなければならない。大切なのはこうした予期せぬ出来事を避けるのではなく、むしろ積極的に自ら創りだすことであり、それを自分のキャリアに意欲的に活かすことである。(「キャリアカウンセリング」宮城まり子著)

その“計画された偶然”と捉える準備のためには5つの思考が必要となります。

計画された偶然性:5つの思考スキル

①好奇心:新しい学びの機会を模索する。

人と話すことが苦手なのに営業本部への異動を命じられ、苦手意識で気落ちしてしまうが、先ずは好奇心を持って仕事に取り組んだ。そうすると新たな自分の可能性を見出すことができる。

②持続性:失敗に負けず努力し続ける。

営業が苦手でお客様と会話が続かなかったが、最初は天気の話から、そしてお客様の些細な変化に気が付き話すなどの努力を重ねていたら、初対面のお客様と気軽に話せるようになった。

③柔軟性:自分の信念・理想に固執せず視野を広く持つ。

自分のやり方で営業をしていたが、トップセールスマンの話を聴いたことから、自分のやり方に固執せず営業をした結果、営業成績が伸びた。

④楽観性:チャンスがきたときは、ポジティブに考える。

初の営業の女性リーダーとして抜擢、出来ない理由、不足な点を並べるのではなく、ポジティブな思考を持ちトライする。

⑤冒険心:結果がどうなるか見えない場合でも行動を起こす。

初の営業の女性リーダーとして抜擢、女性の営業リーダーがいなかったことで「前例がいなから無理」と決めつけず、果敢にチャレンジする。失敗を恐れているとチャンスを逃すことになる。

 

スキルはどうやって磨いたらいい?

今の自分に合った目標を持ち、予期せぬ出来事の捉え方も理解できた…でも、こんなに忙しくしていてスキルアップって時間的に無理!と諦めたくなりますよね。

でも、大丈夫です。

スキルは、あなたの捉え方次第で日々の仕事や生活の中で磨くことができます。

ポータブルスキル

厚労省が提唱する「ポータブルスキル」があります。

これは、業種や職種が変わっても通用する「持ち運び可能な能力」のことです。

ポータブルスキルは「専門知識・専門技術」「仕事のし方」「人との関わり方」と3つで構成されています。

例えば、「仕事のし方」は「課題を明らかにする」「計画を立てる」「実行する」という3つに分類していますが、これはどのような仕事でも共通する概念です。

また、多くの仕事は一人では完結させることは難しく「人との関わり方」が重要になり、「社内対応」「社外対応」「部下マネジメント」の3つに分類されています。

〔ポータブルスキルの構成要素〕

これらは、正に業種・職種が変わっても通用する能力ですが、女性にとっては、生活の中で磨ける能力ではないでしょうか。

◆仕事のし方⇒短時間で買い物、帰宅、手早く段取りをして料理完成…等々。

◆人との関わり⇒PTAや町内会においての関わり方…等々。

ライバルは過去の自分

あなたは、仕事・子育て・家事の役割を担い、日常生活でのスキルアップを意識しながら自分なりに工夫して日々頑張っています。

そんな時、同期の独身女性が営業成績を伸ばし社内で表彰されました。

拍手をしたい気持ちもありながら悔しい思いも込み上げてくる、そのうち、環境の違いを嘆いたり羨んだりと…。

チョット待ってください。

今のあなたが何役も担っている経験全てがあなたの成長に繋がることを忘れないでくださいね。

あなたのライバルは過去の自分だけです。

しなやかキャリア

人生には様々なステージ・役割があり変化しつづけます。

「個人のキャリアの8割は予期しない偶然の出来事によって形成される」(クルンボルツ)と言われています。

価値観の多様化、女性の活躍推進、選択肢の拡大、経済状況の変化など、予測不能な環境において、あなたが目指すキャリア・目標は必然的に変化してもいいのです。

“しなやかキャリア”であなたの人生を紡いでいきましょう。

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございます。

“しなやかキャリア”はいかがでしたか。

先ずは変化するステージの中で、自分自身としっかりと向き合うことを忘れないでください。

そして、目指すキャリア・目標は(仮)でもOKです。そのステージ・役割のなかで明確にしていきましょう。

『全ての答えはあなたの中にあります。』

頑張っているあなたにエールを送りますね!

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女性キャリアアップコンシェルジュ(国家資格2級キャリアコンサルティング技能士・キャリアコンサルタント) 人事部署一筋30年。人事部でキャリアを積んだことから女性職員のキャリアカウンセリングでモヤモヤ感を受容している。様々なステージで迷いながらも自分らしく在りたいと思っている女性の応援・支援を決意、エールを送りながら“しなやかキャリア”を提唱している。「人は人によって磨かれる」をモットーに人との関わりを大切に日々精進。誕生日はネコの日、ネコのブログで癒されている。










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