【大学生・新卒】スマホ世代の就活に必須のパソコンスキルは?MOS資格取得のすすめ
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10代20代のスマホ世代の皆さんは、自分のパソコンスキルについて考えたことがありますか。
「スマホさえあれば何でも出来てしまう。だから、今さらパソコンの必要性を感じない。」なんて思っていませんか?
だとしたら、それは甘い考えです。
会社では社員一人ずつにパソコンが与えられ、パソコンで業務を行うのは当たり前です。
パソコンスキルに問題があると、上司や先輩社員から不出来な新入社員と思われるかもしれません。
学生の今だからこそ、あなたのパソコンスキルをアップすることを考えてみましょう!
そこで、私がおすすめするのが「MOS資格試験」への挑戦です。
国家資格キャリアコンサルタント&大学非常勤講師@小畑京香が日頃感じでいるスマホ世代の皆さんのこと、そして大学時代に身に付けておくべきパソコンスキルについてお伝えします。
若者のパソコン離れ
若者のパソコン離れが進んでいると私は感じています。
それは、スマホの普及が影響しているからです。
スマートフォンやタブレットといった端末が世に普及し始めた時期にどっぷり浸かっているのが、スマホ世代といわれる10代から20代の若者です。
スマホ世代である皆さんは日常的にスマホを操作し、片時も手放せないでいます。
生活の中に当り前に存在しているスマホ!
それさえあれば不自由を感じることなく過ごしているのが現代の若者たちです。
スマホ世代の危機
スマホはさまざまな機能を備え、しかも片手や指1本で操作ができるとても便利な道具です。
確かにスマホは便利なのですが、実務現場である職場においては、まだまだマウスやキーボードを使って操作するパソコンが必須の道具として使われています。
スマホだけで完結できる仕事は少ないのが現状です。
そのことを知らないスマホ世代は、就職して初めて自分自身のパソコンスキルの低さに気づき、戸惑うことになるのです。
パソコンスキルの低下
スマホを自由に操れていれば、社会に出て仕事をするようになった時、何も困らないのでしょうか。
残念ながら職場ではまだまだパソコンが必需品で、仕事の道具としてパソコンを操作できることが求められています。
にもかかわらず、キーボードによるタイピングを片手の指1本か2本でしかできない。
LINEやツイッターなどで短文入力に慣れ親しんだせいか、きちんとした文章の作成ができない。
このように、意外にもスマホの普及は若者にパソコンスキルの低下という問題をもたらしています。
新卒のパソコンが使えない問題
スマホ世代である若者は、大学入学以前からICT教育を受けてきている世代でもあります。
ですから、スマホだけでなく当然パソコンも難なく使えるはず!
しかし実際のところ、新卒社員の中にパソコンが使えない人がいることに企業はなげいています。
スマホは使いこなせても、いざパソコンの操作となるとスキルに問題があり職場で役に立たないからです。
企業としても「学生生活の中でこれまで何を学んできたのか」となげきたくなるわけです。
新入社員研修には期待できない
就職してから新入社員研修でみっちり教えてもらえると思っている人もいるかと思いますが、それはあまり期待できません。
パソコンは「できるのが当たり前」であって、仕事で忙しい中わざわざパソコンの研修に時間をさいてくれる企業はそう多くはありません。
上司や先輩社員もいつも傍で懇切丁寧に教えてくれるほど社会人は甘くありません。
だとすると、就職してからパソコンで苦労することがないように、学生の内から何らかの対策をしておいた方が良さそうですね。
仕事をする上で必要になる能力
効率よく業務を処理するには、パソコンが重要な役割を果たします。
仕事において、パソコンを使いこなす能力が高いにこしたことはありません。
多少は大学でパソコンを使っているとはいえ、パソコンを使いこなせている人はほんの一握りです。
大学生の皆さんが、学生の間で身に付けておくべきパソコンスキルにはどのようなものが考えられますか?
身に付けておくべき6つのパソコンスキル
大学時代に身に付けておくべきパソコンスキルには、
- スムーズなタイピング
- ビジネスとしてのメールの作成
- ネットを使って調べる能力
- Wordを使った文書作成
- Excelを使った集計・分析・グラフ作成
- PowerPointを使ったプレゼン資料の作成
などが考えられます。
スマホとは違うパソコンの文字入力
若者によくみられる傾向としてスマホのフリックはすごく速いのに、キーボードを両手でタイピングするのは苦手な人が多くいます。
パソコンで素早く正確なタイピングができることが、実務上に求められているスキルです。
就職してすぐに出来るようになるというものでもないので、学生の間に出来るだけ意識してパソコンと関わり、タイピング練習をしておきましょう。
ビジネス上のメールは友人宛に出すメールとは違う
就職すると社内の上司や同僚、社外の取引先や顧客への対応をメールで頻繁に行います。
そういった場合、スマホの時のように友人感覚で気軽に作成したメール文だと相手にたいへん失礼になります。
就職するまでに常識人としてルールを守り、丁寧に対応できるスキルを身に付けておきましょう。
分からないことを自力で解決する為にパソコン活用
新入社員になって、何でもかんでも上司や先輩に教えてもらい解決するスタンスは一人前の社会人とはいえません。
学生の時とは違い社会人ともなると自力で分からないことを解決できるスキルがなくてはいけません。
スマホでも調べ物ができますが、職場ではパソコンが非常に強力なツールになります。
パソコンで検索エンジンなどインターネットを活用できるようにスキルを磨いておきましょう。
Word・Excel・PowerPointを使いこなすスキルは必須
どのような職場であっても必ずと言っていいほど使われているのが、MicrosoftのWord(ワード)・Excel(エクセル)・PowerPoint(パワーポイント)といったOfficeソフトです。
スマホ世代の皆さんも、もちろん授業の中でこれらソフトを使ったことがあるはずです。
皆さんはこれらのソフトが持つ機能を使いこなせていますか?
ごく一部の機能を使うことに留まっていませんか!!
だとしたら、スキル不足で新入社員として苦労するのが目に見えています。
仕事ではこれらのソフトを目的によって使い分け、それぞれのソフトの特徴を活かしながら正確にスピーディーに業務を終えるスキルが必要です。
学生の間にOfficeソフトを使いこなせるようにスキルアップを目指しましょう。
MOS資格試験への挑戦のすすめ
新入生に対して情報授業のオリエンテーションやパソコン演習といった授業が実施されています。
しかし、15回の授業の中で伝えることができるパソコン操作は、基礎の内容のごく一部に留まります。
就職してから本来必要となる応用的な操作までを、授業の中でお伝えするには時間が限られていて無理があります。
そこで、Word・Excel・PowerPointの操作スキルをアップさせる方法の一つとして、MOS(Microsoft Office Specialist)資格試験の活用をおすすめします。
講座の中で授業では教えてもらうことがなかった、ちょっとした技や職場の実務で必要な操作を試験対策の内容以外にプラスして伝えてもらえるかもしれません。
試験合格へ向けての学習がゆくゆくはスキルアップにつながると思います。
MOS資格がなぜ良いのか
パソコンのスキルアップにつながる資格試験にはいろいろとありますが、その中でなぜMOS資格がよいのか?
それは、Word・Excel・PowerPointはMicrosoft社の製品で、MOS資格試験はMicrosoft社が実施している資格認定試験だからです。
MOS資格というのは「Officeソフトがどれくらい使いこなせるか?」ということを問われる試験です。
MOS資格試験の勉強をすることでパソコン演習の授業で学べなかったようなこともきっと身に付けることができることでしょう。
大学内の「資格取得サポート」を活用しよう
大学では学内に資格取得をサポートしてくれる部門を設置しています。
キャリアセンター(就職課)に併設していることが多く、就活や入社してから役立つような資格取得の案内(申込受付)を行っています。
講座や試験が学内で実施されていることも多く、しかも講座費用が一般のスクールよりも安く設定してありますので、学生にとって利用する価値があります。
もちろん、MOS資格試験についても取り扱っていますので、是非利用してください。
まとめ
現状はまだまだ職場にパソコンが居座っている状態です。
スマホ世代の皆さんの中でパソコン操作が苦手という人は、学生の間にパソコンに慣れ親しんでおくことを意識してください。
仕事ではWord・Excel・PowerPointが使えて当り前なのですから、就職してから困ることがないように、MOS資格試験に挑戦をしてスキルアップに努めてください。
以上、国家資格キャリアコンサルタント&大学非常勤講師@小畑京香からのアドバイスでした。