国家資格キャリアコンサルタント集団が斬る仕事論

何の仕事をしたいのかわからない!アラサー女性が輝くキャリアの見つけ方6選!

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職業相談業務をしていると40代、50代でも「何の仕事をしたいのかわかりません」と言って相談にいらっしゃる方が、割りと多くおられます。

もしかすると今、仕事をしている人も「本当に適職?この仕事をやりたいのか?このまま続けていてもいいのだろうか」と思っておられるかもしれません。

自身に何が向いているのか、何の仕事がしたいのか、わからないアラサー女性の方に、どうすればやりたい仕事につけて、自分らしく輝いて働けるように出来るのか、輝くキャリアの見つけ方をキャリアコンサルタント@橋本都がナビゲートさせて頂きます。

【何の仕事をしたいか見つける方法①】小さい時から好きだったことは何ですか?

あなたは小さな時、好きだった事は何ですか?

  • 幼稚園なら「泥団子をピカピカに作る」ことに没頭し、毎日毎日挑戦し、ピカピカの泥お団子が出来た時の嬉しかったこと
  • 小学生の時、出来ない逆上がりを毎日毎日昼休みに練習して、ある日突然天地がひっくり返り、景色が変わった「できた!」瞬間
  • お友達とどこまで高くブランコをこげるか競ったこと
  • 身体を動かすのが好きで、休み時間になったら校庭に飛び出し、みんなでやったゴム飛びやドッジボール
  • ドッジボールを受け止められた時の世界観が変わったような喜び
  • トンボがどうしたら採れるか、学校帰りに神社でトンボ採りに明け暮れた日々
  • 作文や文章を書くのが好きだった
  • 本を読むのが好きだった
  • 夏休みなどコツコツ自分の決めたことを計画通りにやることが快感だった
  • お料理やお菓子作りが好きだった

もしかすると、女性だけど男兄弟がいてプラモデルを作るのが好きだった人もいらっしゃるかもしれません。

性別とか関係なく、まずは幼少期にどんなことに興味を持っていたのかを振り返ってみてほしいのです。

そこには、なんの制約もなく自分が素直に興味を持てることが隠されていたりします。すぐに職業に結びつける必要もありません。

どんな子供だったのかな。

今の自分と比べてどうなんだろうって考えるだけでも急に心がスッキリとすることもありますので、気軽に幼少期のことを思い出してみましょう!

【何の仕事をしたいか見つける方法②】人から褒められたことは何ですか?

人から「○○さんは、△△が上手ね」「いつも◻◻には、○○さんが選ばれるね」など、担任の先生や親、友達など人から褒められたことはありますか?

習い事でもいですよ。ピアノが上手、バレエが上手、水泳が上手、野球が上手、体育が得意、国語が得意、算数・数学が得意…ets。

人より少し上手くて、先生や親、友人などから褒められると嬉しくなり、やがて得意意識を持つようになりますよね。

ホランドも「子どもが行う活動の中には、その子どもがほかの子どもと比べて上手にできるとか、親や大切な大人からのご褒美(言葉、愛情、そのほか)によってプラスに強化されていくものがある。プラスの強化を受けた活動は興味になる」「子どもは興味を持った活動を上達させようとする。そうすることで、能力やスキルが発達する」と言っています。

バンデューラの社会認知的キャリア理論(SCCT)の理論では、個人が望ましいキャリア選択をするための要となる重要な概念の一つとして、自己効力感があげられますが、その中の社会的説得で、経験したことに対して、「良くできたね」と褒められたりする経験は、自己効力感を高めます。

「好きこそものの上手なれ」ですね。

あなたはどんなことで人から褒められましたか?

【何の仕事をしたいか見つける方法③】人が好きですか?物作りが好きですか?

ご相談に来られる方で「何が自分に向いているかわからない」という方がよくおられます。

人に関心がある

販売、介護、サービス業、看護師、保育士、医師、教師···いろんな人に対するお仕事があります。

  • おじいちゃん、おばあちゃんのお世話をするのは好きですか?
  • 小さいお子さんのお世話をするのが好きですか?
  • 人のために、何かをするお仕事が好きですか?

モノに関心がある

製造、建築、大工、製品の検査や組み立て…物をつくるお仕事も沢山あります。

  • おなじ部品や製品がラインを流れてくるのを、ずっと組み立てる事ができますか?
  • ずっと目視でチェックし続けられますか?
  • 電子部品を組み立てるのが好きですか?
  • 一から自分の手で物を作るのは好きですか?

ホランドは、人の基本的性格を6つのタイプに分けていますが、人と相対する仕事を「社会的(S)」と名付けています。

また、もの作りを好む人を「現実的(R)」と呼んでおり、社会的(S)とは相対(あいたい)する仕事となります。

必ずではありませんが、社会的タイプの人が現実的な仕事をすると不一致を感じやすく、反対に現実的タイプの人が社会的な仕事をすると不一致を感じることが多いのです。

あなたは人が好きですか?もの作りが好きですか?

【何の仕事をしたいか見つける方法④】今までどのような仕事やアルバイトをしてこられましたか?

ご相談に来られた方で、「たいしたこと(仕事)はしてきてないんです」と言われる方がおられます。

その30代の女性の方にお話を伺うと、 7年間営業事務のアシスタントをし、営業の方の補佐として色々なお仕事内容をされていました。

あなたは仕事のなかで得たもの、努力したこと、困難に直面した時、どんなふうに乗り超えてこられましたか?

また、別の日には、こんな方もおられました。

「いつも、履歴書の右側は真っ白のまま出しています。今まで正社員で働いたことがないので、書くことも無くて…」と言われ、悩まれていました。

「正社員の経験がないということだけど、アルバイト経験はおありですか?」とお聞きすると「アルバイトはあります」とのこと。

「どのようなアルバイトをされましたか?」とたずねると、コンビニや飲食店、小売業で働かれたとのこと。そこでの業務内容をお伺いすると、3年間レジ、発注、各種宅配伝票の処理、棚卸等の経験がおありでした。

多くの女性の方が『たいしたことはしてきていない』とご自身の今までの経験を過小評価されていたり、全く価値のないことのようにしか捉えておられないのです。

この方には、今までのサービス業でのスキルがあり、キャリアがあるのに…です。

やってきたことは、スキルであり、必ずキャリアへと繋がっていきます。

その事を、お話をお伺いしながら、お伝えするのが私たちの仕事ですが、自身の仕事の内容を振り返るとともに自身のやってきた仕事の内容が、みんなが出来る事ではなく、ご自分の大きな強みであり、スキルなのだと気づかれるのです。

「自信を持って面接に望んで下さいね」とお伝えすると、帰る頃には笑顔で、自信に満ちた面持(おももち)になっておられました。

【何の仕事をしたいか見つける方法⑤】具体的に仕事内容を棚卸してみましょう!

先ほどの方のように、どのようなお仕事、アルバイトをしてきたのか、一度書き出してみましょう。

思いつくままでかまいません。朝、出社してから、どのような仕事をされますか?

  • 掃除
  • メールの確認
  • 朝礼
  • 伝票整理
  • 発注
  • etc···

どのような作業内容の仕事をしているのか、出来るだけ細かく書いてみて下さい。仕事を書き出すと、忘れていたような業務内容を思い出すことがあります。

そうすると、あなたがしてこられた仕事の内容を振り返ることができるだけでなく、その中からあなたの強みを見つけ出すことが出来るのです。

例えば、先ほどの営業事務をしていた30代女性相談者も、たいした仕事はしてこなかったと言いながら、振り返りを行うと「ああ、そんな仕事もしていました」「こんなことをしていました」と今まで忘れていた仕事の内容を思い出されました。

そして、自身がとても大切な仕事をしていたこと、7年間のキャリアがある事、それが今から応募しようとしている企業の仕事内容とも合致し、その経験が活かせるという事に気づかれるのです。

【何の仕事をしたいか見つける方法⑥】信頼できる人に話を聞きに行きましょう!

信頼できる人とは誰か?

信頼できる人は、職場内・外の先輩、上司、同僚、両親、誰でもいいのです。

その信頼できる人の中に、私たちのキャリアコンサルタントも入れて頂けると嬉しいです。

もしかすると、まだキャリアコンサルタントと相談したり、話したことが無いという方がおられるかもしれません。一番身近なのは、公共職場安定所、民間の派遣会社、企業内キャリアコンサルタントだと思います。

他人に言われたり、評価されることによって、はじめて自身のやってきた仕事の重みを気付いてもらえるのです。自分自身のことって、意外とわかっていないものなんです。自分自身のことをわかることが、一番難しいのかもしれません。

是非、気軽に相談してみてくださいね。

あなたのモヤモヤした気持ちが、少しでも解決できるかもしれませんよ。

まとめ

どうですか?

アラサー女性のあなたが何の仕事をしたらいいのか、何の仕事をしたいのか、わかるためのヒントになりましたでしょうか?

少しでも、あなたのお役に立てたのであれば、幸いです。

こっちかも…という方向性が見えただけでもいいと思います。

次は、その方向に進むために、自身に何が必要か?それを考えてみて下さい。

そのために、何をすればよいのか?

その一歩を踏み出せれば、あなたは間違いなく、ご自分の希望される仕事へと進んで行かれることでしょう。

もう明日から、あなたの輝くキャリアは始まりますよ!

その途中で悩まれたら、また、いつでもお手伝いさせて下さいね。

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