資産運用で独身者の将来・老後不安は解消?改めて考えたいお金のこと
独身者が増えている。生涯未婚率や離婚率も上昇傾向だ。
独身仲間が増えて心強いと言ってはみても、やはり気になる将来のこと。
老後・・・考えるのが嫌で避けてきたけど、漠然とした不安はぬぐえない。
はあ・・・。
漠然と感じている将来の不安に対して、きっちり人生設計を出来ている独身者はあまり多くないと思います。
特に心配なのが「お金」のこと。
独身者は基本、自分でお金を用意しなくてはなりません。
改めてお金・資産運用のことを見つめ直し、将来・老後の不安を解消しましょう。
独身者の老後にお金はどのくらい必要?
独身者の老後にお金がどのくらい必要か考えたことはありますか。
「年金だけじゃ生活できない」「貯蓄が一人あたり5000万円必要」などの記事を雑誌等で見かけます。
でもそれは自分自身にもあてはまることなのでしょうか。
以下に公共データに基づいて計算した平均的な数値をご紹介します。
※昨今の労働状況を踏まえ、65歳まで働いて収入があり、65歳から年金を受給し、90歳まで生きると仮定して計算します。
65歳以上平均消費支出は、2018年総務省統計局資料(参考1)によると
月額152,791円(年額約183万円)
よって65歳から90歳までの支出額は
152,791円×12か月×25年=約4600万円と計算されます。一方、年金収入は厚生労働省資料(参考2)によると以下のようになります。
国民年金(老齢基礎年金)受給者の平均支給額は
月額55,615円(年額約67万円)
※なお40年間保険料を支払った満額の場合は月額64,941円(年額約78万円)厚生年金(老齢厚生年金)の平均支給額は
月額144,903円(年額約174万円)
男性:月額174,535円(年額約209万円)
女性:月額108,776円(年額約131万円)
※65歳以上の受給権者のデータ。上記金額には基礎年金月額を含む。繰り下げ受給を含む。これを基に65歳から90歳までの年金収入額を計算すると
国民年金のみ受給される方
55,615円×12か月×25年=約1700万円
厚生年金も受給される方
144,903円×12か月×25年=約4300万円
となります。
以上から、65歳から90歳までの収支を計算すると
国民年金のみ受給される方:1700万円-4600万円=-2900万円
厚生年金も受給される方:4300万円-4600万円=-300万円
いずれもマイナスになります。
つまり年金だけでは足りず、その他収入や貯蓄が必要になります。
さらに、収支を計算する時には以下の要因も考慮しなくてはいけません。
- 総務省統計局資料(参考1)の住居支出は持ち家比率70.8%を反映して月額23,156円と安く算出されていて、賃貸で家賃が高くなればその分支出は多くなる
- 女性の厚生年金受給額は平均より少ない
- 病気や介護が必要になるとさらにお金が必要
- 現役世代の生活水準を維持したいとか、趣味や旅行を楽しみたいというのであればさらに支出が増える
- 年金は減少傾向にあること
これらを踏まえると、上記計算以上にお金が必要になります。
やはり年金だけでは心もとないですね。
資産運用でしっかり対策して備えていきましょう。
厚生年金は掛けた年数や収入によっても違いがあります。この機会にあなた自身の状況を確認してみることをお勧めします。
支給額の目安を知ることで将来計画を立てるのに役に立ちます。
確認することで漠然とした不安を解消しましょう。
ご自身の年金記録・将来の年金見込み額は「ねんきんネット」で確認できます。なお上記資料では単身男性は厚生年金だけで生活が出来そうです。
しかし資料は平成29年度65歳以上の方のものであり、若い世代は受給額が少なくなることが予想されます。なぜなら長い不況で賃金の伸びがないため社会保険料が多くないと思われるからです。
反面、女性は社会進出が進み社会保険料の増加があるので、今後は男女の差が縮まってくるかもしれません。
資産運用を始める前にチェックすべきこと
運用方法や商品は色々ですが、最低限以下の項目はチェックするようにしてください。
資金配分
資産運用で損失が出る(元本割れする)ことは十分考えられます。どの程度の資金を投入するか、どの程度の損失まで許容するか、事前に計画をしっかり立てておきましょう。
価格変動リスク・元本割れリスク
価格変動が大きいのか小さいのか、その変動の範囲。元本割れリスクが有るのか無いのか。
運用したい商品のある金融機関を選ぶ
投資信託・iDeCo等、金融機関(証券会社・銀行など)によって扱っている商品に違いがあります。運用したい商品を扱っている金融機関に口座を開設するようにしてください。
流動性・換金性
お金を縛られるケースがります(例えばiDeCo)。お金が必要な時にも動かせないので、手元に余裕資金を残しておくようにしましょう。
また、お金に換えたくてもすぐに換えられない場合もあります(不動産の買い手が見つからない等)。これも大きなリスクですので運用前に流動性・換金性を確認しましょう。
手数料等
特に毎月・毎年かかる手数料等はよく調べましょう。
例えば100万円の投資信託で毎年かかる手数料等が0.5%のA商品と1.0%のB商品がある場合、運用利回りが同じだと商品Bのほうが20年で10万円多く手数料等がかかり損です。手数料は馬鹿にできません。
私は株式の短期売買をしていますが手数料には敏感です。回数が積み重なると成績に大きな影響が出るからです。
長期運用の場合も同様に影響が出るのでよく吟味してください。
資産運用の心構え
資産運用は自己責任で行います。
商品内容・資金配分・リスクの大きさ等ついてをあなた自身でよく吟味する必要があります。
絶対や確実というものはなく、営業マン・友人の話やネット情報を鵜呑みにしないように注意してください。
焦って飛びついてはいけません。
また、自分の性格も考慮する必要があります。
リスクに対して寛容なのか、元本割れなく堅く運用したいのか。
資産運用のことで頭がいっぱいになり、日々悩んだりイライラするようではいけません。
長期運用をする場合は、運用期間中に新商品が出たり、制度・税制が変わったりすることもあるので、運用開始時点でベストを見つけるのは困難です。
「ベターで良し」を心がけましょう。
注目の資産運用8選! 番外編もあり!
【①低リスク運用】預金
今は低金利のため、普通預金または多少利息の良い定期預金を選んだとしても、資産を増やす効果は期待できません。
預金のメリットとして
- 安全にお金を置けて出し入れが簡便なこと
- 「毎月いくら貯金する」「何歳までにいくら貯める」といった計画を実行しやすいこと
があり、安定してお金を貯める手段として活用できます。
預金保険制度(ペイオフ制度)
- 当座預金や利息の付かない普通預金等(決済用預金)は、全額保護されます
- 定期預金や利息の付く普通預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり、1金融機関ごとに合算され、元本1000万円までと破綻日までの利息等が保護されます
1000万円を超える場合は他の金融機関に分けて預けるようにします。同じ金融機関で別口座・別支店の口座に預けても保護されないので注意してください。
【②低リスク運用】個人向け国債
個人向け国債とは、国が発行する債券のうち個人を購入の対象としたものです。
債券とは、企業や団体が資金を借り入れた時に発行する借用証書の一種で、その中でも国が発行する債券を国債と言います。
個人向け国債の特徴は
- 国が元本・利子を保証
- 最低金利0.05%保証
- 利子支払いは半年ごとの年2回
- 購入・解約とも1万円以上1万円単位
- 購入時・償還時の手数料無料
- 固定金利型3年満期、固定金利型5年満期、変動金利型10年満期の3種類
変動金利型10年満期は金利上昇にもある程度は追従します。
元本保証があるのでペイオフ対象外になる1000万円を超えるお金を置いておくのに安心です。
デメリットとして
- 発行から1年を経過しないと解約できないこと
- 解約時に中途換金調整額を取られること
が挙げられますが、比較的小さいデメリットと言えます。
中途換金調整額は、直前2回分の各利子[税引前]相当額×0.79685なので、解約可能な1年を経過する時には2回分の利子を既にもらっているため元本割れする心配はありません。
ただし解約時にお金がかかるという心理的負担から満期まで寝かせたままになり、リターンの良い運用に資金を回せなくなるリスクは考えられます。
【③リスク運用】投資信託
投資に振り向ける時間や労力が無い場合は、投資信託で運用を任せるのも良いかもしれません。
外国への投資も投資信託を使えば手間がかからず出来ます。
ただし商品選びはお任せではなくあなた自身でしっかり行なってください。
投資信託は商品が多く選ぶのが大変ですが、ここが面白いところでもあり、興味をもって挑戦してみてください。
投資信託を選ぶ時は必ず信託報酬を確認しましょう。
信託報酬とは、投資信託を保有している期間中払い続ける費用です。
長期間払い続けることになる信託報酬はなるべく抑えたいですね。
運用という観点からすれば本来はリターンと信託報酬の両方を勘案し、よりリターン(利回り)の大きい商品を選びます。当然です。
ですが、ファンドが今後もこれまで同様の良い成績を残せるかどうかの予測はなかなか難しいです。
となると①長期で運用する②ファンドを詳しく分析出来ない③とにかくお任せしたい場合は、信託報酬が安く、運用が安定しているインデックスファンドやETF(上場投資信託)から選ぶしかないのが実際だと思います。
投資信託を購入すると、お任せで持ちっぱなしが基本となり、また大船に乗った気になる人も多いですが、元本割れはありえますので購入した後の立ち振る舞い(ロスカット、リターンの良い投信への乗り換え)はきっちり行いましょう。
【④リスク運用】不動産
自分の土地に賃貸アパートを建てる。収益物件を購入する。賃料収入でのんびり暮らす・・・憧れますね。
しかし、不動産投資は投資資金が大きくなり、人生設計への影響も大きくなるので慎重に行わなくてはなりません。
リスクの例を挙げると
- 不動産は投資資金が大きくなるため一点集中投資になり、分散が効かずリスクも相応して大きくなる
- 空室率など予定通りにいかないと運用利回りが変わる
- 不動産は換金性に劣る。売りに出したとしても売り手が見つからない、見つかるまでに時間がかかることも多い
- 滞納など賃借人とのトラブル
また、どの世界もプロがいます。不動産もそうです。
良い物件はプロたちにすでに押さえられていて、一般の人たちに回ってくる物件は分が悪いと考えたほうが良いでしょう。
上手い話はそうそう転がっていません。
不動産投資をしたいのであればJ-REITという方法もあります。
J-REITとは投資家から集めたお金を不動産に投資し、そこから得られた賃貸収入や売却益を投資家に分配する投資信託の一種です。
証券取引所に上場されています。
- 少額で始められる
- 分散投資されている
- 換金性が良い
- 専門家が運用している
- 物件管理の手間がかからない
など、個人でする不動産投資よりもリスクは小さくなります。
また、ホテル特化型や商業施設特化型など個人では投資しにくいような銘柄も選ぶことが出来ます。
しかしやはり知識がないとJ-REITの良し悪しの判別は難しいです。また投資信託なので元本割れの可能性もあります。
運用会社の規模、収益の安定性、流動性(換金性)などをしっかりチェックしてください。
【⑤リスク運用】株式
資産運用というと株式投資を一番に思い浮かべる人も多いと思います。
それだけなじみがあり理解もしやすいので、安易に始めてしまい損失を出す人が多いのも株式投資です。
取引ルール、損失許容額をしっかり決めてから取引するようにしましょう。
いきなり大きな金額を投入せず少額から始め、利益が増えるに従い投入資金を増やしていきます。
負けているのにズルズル資金を追加したり、借金で取引してはいけません。チャンスは何回でもあります。焦ってはいけません。
株式投資は少額から始めて大きく資産を増やせるのが魅力です。
運用方法も長期投資&短期売買、バリュー投資&グロース投資など多様なことから自分あった方法を選ぶことができます。
長期投資・バリュー投資で有名なのはウォーレン・バフェット氏。世界有数の大金持ちです。
また、テレビやネットで取り上げられる何億円、何百億円稼いでいるトレーダーは短期売買で利益をあげています。
短期間で小さな資金を大きくするには短期売買しかありません。
短期売買は取引に労力・時間・神経を多く使います。本業に支障がでないように注意してください。
配当金狙いの考え方
配当金狙いで株式を保有している人が結構います。
配当金を年金のように考え、老後の資金対策にしようという人もいます。
配当金を老後対策として考えたいのなら、安定して配当金を支払っていて、倒産しにくい会社を選ぶことです。そして配当金が支払われる見込みがなくなったらその株式を売却して、再び配当金を支払う会社の株式を購入します。
売却する時に損失が発生するかもしれませんが、安定して配当金を受け取ることを目的としているので株価にこだわらず売却することになります。
【⑥リスク運用】iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、自分で拠出額を決め(確定し)、拠出・運用したお金を60歳以降に一括または分割して受け取る制度です。拠出額は決まっていますが給付額は決まっていません。
給付額は掛金と運用成績によって変わり、また元本割れのリスクもあります。
名称に「年金」という語が入っていますが、国民年金・厚生年金のように死ぬまでもらえるわけではありません。
60歳から70歳までの間に給付請求を行い、受取方法は一括と分割を選択できます。20歳以上60歳未満の方ならほぼ誰でも加入でき、毎月決まった額の掛金を60歳まで積み立てていきます。
iDeCoで運用する資産は、原則60歳まで引き出すことができません。これはデメリットです!
また年1回、掛金の金額を変更できます。毎月の掛金は5,000円から1,000円単位で、上限額は国民年金基金積立額や働き方・勤務先により異なります。
iDeCo最大のウリ節税効果は?
iDeCoは年間の掛け金が全額所得控除、運用利益は非課税です。
また、年金を受け取るときには「退職所得控除」または「公的年金等控除」が適用されますので、一定額までは税金を払わずに済みます。
この節税効果がiDeCo最大のウリですが、注意点があります。
受取時に掛け金+利益全額に所得税がかかる!毎年節税しても最後に税金を取られます。
そんなアホなという感じですが、毎年節税したお金を運用に回せるメリットはあります。
年金受取時に「退職金控除」や「公的年金等控除」の適用が受けられるが、受け取り方法を工夫しないとそれまでの掛金全額所得控除や運用益非課税の節税効果が小さくなる!
受取方法に工夫が必要になります。よく調べておきましょう。
手数料が結構かかる
iDeCoの広告で「運営管理手数料0円!」というのをよく見かけます。
iDeCoを運用する際の手数料が全くかからないような気がしますが、そうではありません。
この運営管理手数料0円とは銀行や証券会社などiDeCoを販売している金融機関(運営管理機関)に支払う手数料が0円という意味です。
iDeCoには運営管理手数料のほかに
- 加入手数料:国民年金基金連合会。(初回1回のみ)税込2,777円
- 収納時手数料:国民年金基金連合会。(毎回)税込103円以上(金融機関による)
- 事務委託料:信託銀行。(毎月)税込64円以上(金融機関による)
- 引出手数料・給付手数料:信託銀行。(毎回)税込432円
(2019年4月現在)
がかかります。
つまり、金融機関への手数料は0円になっても、国民年金基金連合会と信託銀行に支払うこれらの手数料はかかります。
例えば、毎月掛金5,000円、収納時手数料103円、事務委託料64円の場合は
5,000円-(103円+64円)=4,833円(-3.34%)
が毎月の運用額になります。
-3.34%からの運用スタートは結構厳しいですね。
運用利回りを良くするためには掛金を多くする必要があります。
また、年金のように分割して受け取る場合は毎回432円かかります。銀行からの引出手数料0円が多い現在、かなり高い印象です。
さらに投資信託で運用する場合は、口座管理料や信託報酬もかかるので忘れずにチェックしてください。
【⑦リスク運用】NISA・つみたてNISA
NISA・つみたてNISAともに売却益や配当金、分配金が非課税で受け取れるので大いに活用したい制度です。
手数料0円の証券会社も多く利用価値も高いですね。
またiDeCoと違っていつでも引き出し可能なので利用しやすいです。
NISA
- 非課税投資枠は年間120万円まで
- 非課税期間は最長で5年間(2023年まで。ロールオーバー可)
- 株式・投資信託・ETFなど選べる種類が多い
つみたてNISA
- 非課税投資枠は年間40万円まで
- 非課税期間は最長で20年間(2037年まで。ロールオーバー不可)
- 国の基準を満たした投資信託など種類が少ない(株式は不可)
NISAとつみたてNISAはいずれか一方しか選べません。非課税投資枠を最大にしようと思えば2023年までNISA、その後つみたてNISAにするのが良いです。
なお、両制度とも発生した損失は、特定口座・一般口座で保有する商品の譲渡益や配当金等と損益通算できず、また繰越控除もできません。
実はこれがちょっと曲者です。
非課税メリットを受けるためには譲渡する時に利益が出ていないといけません。そうすると、含み損が出ている間は非課税メリットを受けられないため、売却をためらいがちになります。
資産運用はルールを守ることが肝要です。
あらかじめ決めておいたルールに従って、ためらわずに損切りしましょう。
【⑧リスク運用】外貨預金・FX
高金利通貨はお得?
高金利通貨で金利差を稼ぐということについて。
為替レートは様々な要因(政治情勢・経済情勢・地政学リスクなど)が織り込まれて決まります。
そしてその要因その中に「金利」も含まれています。つまり、金利も織り込んで現在の為替レートは動いており、外貨預金をするタイミングではどの通貨が有利とは言えません。
FXのスワップポイントも外貨預金の金利と同じ考え方で、高いからお得ということはありません。
おまけくらいに考えておきましょう。
外貨預金は手数料が高い
外貨預金は手数料が高くお客に有利な商品とは言えません。
今や個人でもグローバルな取引が増えています。外貨で買い物などをする機会が増えれば、手数料の値下げや利便性の向上も考えられます。今後に期待したいですね。
外貨預金は預金保険制度(ペイオフ制度)対象外
外貨預金はペイオフ制度対象外なので預金の保護がありません。安心して預けられる銀行かよく調べましょう。
FX
FX(外国為替証拠金取引)はレバレッジを効かせて大きな利益を上げることが可能です。資産を大きく増やす方法の一つです。
ただしこれは投資というよりも“投機”にあたります。
タイミング勝負です。
私の印象ではFX(為替)は株式相場と比べてよりプロっぽい相場で、勝つのもより難しいです。
あとよく言われているFXのおすすめポイントも見方を変えれば
- 24時間いつでも取引できる! → 24時間いつでも損を出せる!
- 株と比べて種類が少なく選びやすい! → 種類が少ないぶんプロの監視が厳しい!
となり、決しておすすめポイントとは言えません。
FXのマイナス面を強調しましたが、取引するならこのくらいの覚悟で臨むのがちょうど良いでしょう。
外貨のまま持ち続ける
日本国・日本円に対する不信やハイパーインフレから資産を守る目的で外貨を持ちたいという話を耳にすることがあります。
そういった話は日本に対して悲観的過ぎると思いますが、外貨を持つことでそういったリスクからは守られます。
リスク分散したい方には良いでしょう。
【番外編①】借金を減らす
フリーローンやカードローンのような高金利でお金を借りている場合、これまで述べてきた運用方法よりも借金返済を優先しましょう。
実質年率10%の借金を返済することは、リスクなしでリターン10%を得るのと同じ効果があります。
これまで説明してきた運用法は①リスクがあり②リターン10%を超えるのは容易ではありません。
こうして比べると借金返済の効果は大きいことが分かります。
【番外編②】生活を見直す
貯金を増やすためには支出を減らすことも重要です。
といってケチケチ生活しろと言っているのではありません。買い物をする前に「本当に必要なものか」を考える癖を付けましょう。
高額な車は本当に必要か。携帯電話プランの見直し、などなど。
無駄な支出を減らし、着実にお金を貯めていきましょう。
まとめ 独身者の将来・老後は楽しくなる!
いかかでしたか。
夢のある話よりもリスクについての話ほうが多くなりましたが、実際に運用するにあたって重要なことなのでお話ししました。
参考にしていただければと思います。
独身者の老後については不安を煽る記事ばかりですが、本当でしょうか。
私は、この先も独身が増えることで新しい社会・コミュニティが生まれ、むしろ独身者にとって住みやすい世の中になるのではないかと思っています。
仲間に囲まれて、お金もちょっと余裕があって。
そんな将来が楽しみです。