国家資格キャリアコンサルタント集団が斬る仕事論

障害者の家族はどうサポートすればいいの?接し方やストレスの向き合い方、方法は?

 
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結木つばめ
国家資格キャリアコンサルタント。家族内障害者カウンセラー。学校図書館専任職員として障害を持つ子どもたちに、今は障害者の日中活動の支援を行う。弟も障害者であり「家族」という当事者。障害者の家族の生活は雨や嵐の日もあるが、大好きな絵本「ぼちぼちいこか」(偕成社)の言葉を合言葉に今日を生きている。

障害者一人ひとり障害の種類や重さに関わらず、また、家庭環境もさまざまある中、障害者の家族として向き合っていく中で日々の大変な事、悩みや不安などの気持ちが沸き上がることはありませんか?

そんな時、こんな考え方も捉え方もあるんだと知ってもらいたいのです。

そしてそれが小さな一歩でも踏み出せるヒントになればとも思っています。

障害者家族の当事者として、家族内障害者カウンセラー@結木つばめが身内の障害者へのサポート方法、接し方、ストレス対応についてアドバイスさせていただきます。

障害者の家族として「障害者」の字の向き合うこと

「障害者」の表記について書きます。各地方自治体や団体等で「害」の字の書き方は

「がい」、「碍」とあります。

私のブログでは「害」で統一します。

理由として、厚生労働省は障害者については「害」を用いてる点と、障害者である弟の「『害』」の字は表現の一つであってこだわらない。それよりも目の前にいる障害者としっかり向き合う事の方が大切」という考え方を尊重した上です。

弟も、あちこち思いを巡らせてやっとやっとたどり着いた結論です。

文字一つとっても捉え方は千差万別。また、正解の無いものですが、これをきっかけに一度考えみて下さい。

障害者を持つ家族へサポートできることは?

障害者を持つ家族は仕事をしていいの?

障害者の家族の中で、これから仕事をしようと思っている方、本当に仕事をしていいのかなって悩んでいませんか?

家族に障害者がいることで、なにかあったら会社に迷惑をかけてしまうかもしれないとしり込みしたり、自分に自信がないからといって傷つくよりは諦めた方がラクという気持ちはありませんか?

不安もあるかと思いますが、勇気をもって一歩踏み出してほしいと思います。

障害者が家族にいることを職場にどう伝えるの?

さて、ここで出てくるのが、家族に障害者がいることをどうやって職場に伝えるかです。

「どうやって」の部分で悩んでしまいませんか?

また、すでに既にお仕事をされていても、症状などの変化でどうしても今まで通りの働き方が難しい場合も発生します。

そこで、職場でしっかり障害者の家族がいることを話しましょう。

ただし、一方的に伝えるのは、伝えられた方が不満をためたり、不安を深めたりします。

次の点を具体的に説明しましょう。

  • 障害について、どんな特徴があって、どんな時に体調を崩しやすいか
  • 仕事を行う上で可能な範囲で配慮してもらいたい事項

障害者を持つ家族へ職場の同僚としてサポートできることは?

では、職場の同僚、仲間はどう接すればいいのでしょうか。

職場内で不安になる前に見える化して解決するのではなく、どう対応していくか情報共有しましょう。

職場内で注意したいのは、障害者の家族であるという事を本人の了解なしに誰かれかまわず話すという事です。

自分からの発信と合意なき発信では意味が違います。

大変だろうからみんなに知ってもらおうという気遣いが相手を逆に傷つけしまう事があるので、注意しましょう。

これから企業が持つ新しい観点とは?

さて、企業側もただ大変だと思う前に、観点を変えてみませんか?

障害者が家族にいるという事は、ダイバーシティの観点を持っていることになります。

2018年に法定雇用率も改正され、障害者雇用も必要とされている時代です。

会社で既に雇用されている障害者に対して、または障害者雇用を考えた時、貴重な意見を持っている人材です。

家族に障害者がいるとわかれば、職場で支え合う工夫、対処方法の検討、目標の設定と共有をし、時には手を貸し、時々には助けられフォローし合う事が大切です。

双方過重負担にならない範囲の「お互い様」の精神の気持ちで職場環境をつくっていきましょう。

「きょうだいの日」について

2019年4月10日は障害者のきょうだいにとって記念すべき日になりました。

アメリカでは広く認知されている『きょうだいの日』、「National Siblings Day(ナショナル・シブリングデー)」にちなんで日本でも制定されました。

私自身とても嬉しい日でした。

認知度はこれからですが、私も含めて病気や障害を持つきょうだいの人たちは、幼少期から老齢期まで常に「きょうだいであること」

向き合っていきますが、支援の手はまだまだ発展途上にあります。

どんどん「きょうだい支援」広がればいいなと思います。

職場にいる「きょうだい」に伝える言葉は?

さて、職場で「きょうだい」と知り合った時、どんな言葉をかけますか?

「大変だね。でも〇〇さんがいるから安心だね」と何気なく言葉にしていませんか?

この言葉、小さい時から周囲にかけ続けられ、ずっとまとわりついて離れないんです。

プレッシャーにしかなりません。

「きょうだい」として障害者の当事者より元気で長生きする保証はどこにもないし、家庭を持った時、病気なった時、仕事が順調に続くとは限らず、きょうだい自身が生活だけでいっぱいいっぱいになる可能性もあります。

また幼少期から「寂しい」想いなどが積み重なり「きょうだい」と過ごす事を義務感でとらえている方もいます。

同情ではなく、理解と共感を持って接して欲しいものです。

障害者家族としてストレスとの向き合い方は?

障害者の家族はストレスがいっぱい!?

今まで、上司や同僚、仕事に内容で「仕事を辞めたい」と思って、仕事を辞めた人はいませんか?

仕事は辞めようと思えば辞めることが出来ますが、「障害者の家族」を辞めることは難しいですね。

さらに会社に勤めていれば、給料も有給休暇もありますが、家族の営みは365日、24時間年中無休です。

いつまでという期限もない。今日は穏やかに過ごせたと思ったら深く落ち込んでみたり、まるでブランコに乗って前後に大きく揺れ動いているみたいですね。

まさに「障害を受け入れ」て生活をすることは容易ではありません。

私も弟の障害について丸ごと受け入れられているかいうとそうではありません。

何か起こる度に相当落ち込んだりして、その時に起こったことをありったけの力で受け止めるのが精一杯です。

家族で起こった困っている事にはどう対処する?

障害者と共に生活するというのはゴールの無いマラソンのようなものなので、無理に「障害」を受け入れるのではなく、今困っている事をどうやって乗り切って、笑顔に近づけるかを考えてみると良いでしょう。

その為には、まずは家族で話し合ってみましょう。できれば「障害」を持つ本人もです。

判断能力に疑問があるかもしれませんが、家族の一員としてお互いの気持ちを認識する事です。

大切なのは、ここで話を否定したり、自分の考えを押し付けるのではなく、まずはじっくり聞く事です。

  • 地域社会の中で活用できる福祉サービスはなんですか?
  • どんな家族でいたいですか?

意見が出たら、大きな目標ではなくまずは継続的に実践できることを行動してみましょう。

周りのサポート方法は?

周りの方のサポートとしては、次の事を心がけましょう。

情報提供は良いのですが、その情報を選び取るのは障害者本人であり、その家族です。

「せっかく教えて上げたのに・・・」と不満に感じず、また「してあげる」「してもらう」関係にならないようにしましょう。

親切で言った言葉が以外にも家族にとって不安や焦りを呼び寄せる事にもなります。

「笑顔が明るくていいね」ぐらいの気持ちが持ち上がる楽しい言葉がけをしていきましょう。

障害者の家族としてきょうだいの接し方

幼稚園の時に抱いていた感情

私は幼稚園に通う頃から「友達の家となんだか違うな」と感じていました。

しかし、両親は弟の病気は特効薬ができていつか治るのではという気持ちもどこかにあって、障害や病気についての説明は具体的なものはなかったし、こちらから気軽に聞ける状態でもなかったので、「何かが違う」ことはわかっていても「その何か」の正体がわからないので、ずっとモヤモヤした感情をいだいていました。

私の経験から伝えたいこと

この経験から言いたいのは、家族として「きょうだい」には障害や症状について幼少期から伝えていくということです。

小さいから理解できないのではと心配するかもしれません。

しかし、何も情報が無い方がさらに困惑を招きます。

「きょうだい」は地域の同じ学校に通います。

すると同級生などから「どうしたの?」と聞かれたとき何も答えられない悲しい体験も起こってきます。

その年齢なりに理解し、聞かれた相手に自分なりの言葉で伝えるほうが将来成長してもためらうことなく発信して自立できる力を育むと思って話してください。

周囲の大人としてお願いしたいこと

「きょうだい」が直面する問題はまだまだあります。

そんな中でいっぱいいっぱい頑張っているのに認めてもらえる機会が少なく自己重要感が低い人もいます。

周囲の大人としてはネガティブな発言をしていてもありのままを受け止めて欲しいものです。

「あなたは大切な存在なんだよ」と伝えてもらえたらと思います。

まとめ

「普通の家族」って何でしょう。

今、家族の形はそれぞれあります。でも「こういう家族でなくてはいけない」という形から抜け出せなくなった時、ここは立ち寄って良い場所で立ち止まっても良い所です。

いつも同じ方向から見ている物事を見ている視点を変えてみて、自分たちらしい家族のあり方を築くきっかけの1つになればと思います。

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結木つばめ
国家資格キャリアコンサルタント。家族内障害者カウンセラー。学校図書館専任職員として障害を持つ子どもたちに、今は障害者の日中活動の支援を行う。弟も障害者であり「家族」という当事者。障害者の家族の生活は雨や嵐の日もあるが、大好きな絵本「ぼちぼちいこか」(偕成社)の言葉を合言葉に今日を生きている。










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