残業を断りたい!オススメの断る理由や上手な断り方3選
残業を頼まれたけれど、今日はどうしても用事があって断りたい!
なぜかいつも自分ばっかり残業を頼まれてしまい、疲れた。今日くらいは早く家に帰りたい。
残業に関して皆さんも上記のように考えたことが1度はあるはず。
- だけど断ったら角が立つしなあ…
- 上からの命令だとなかなか断りづらいな…
そんな悩みを持つあなたに、キャリアコンサルタント@上岡愛がおすすめの断る理由や、上手な断り方についてお話ししたいと思います。
残業を断るおすすめの理由3選
あなたが今日、本当に倒れるくらい具合が悪く、会社に来て定時まで仕事するのもやっと、という状態ならば素直にそう言って断ってください。
そもそもそんなに具合が悪そうな人に残ってまで仕事を強要する上司もあまりいないでしょう。
でも、実は今日は
友達と前から楽しみにしていた飲みの約束がある。
すごいメンバーの合コンでめちゃめちゃ気合が入っている。
そんな完全プライベート、しかもウキウキ楽しい理由だったら残業も断りづらいですよね。
または
上司にとって言いやすいのか、なぜか自分ばかり残業をさせられて損してる気分
今日は疲れてやる気が出ない
そんな時の対処の仕方です。
断る理由その1:家庭の事情
よっぽどのことがない限り、「家庭の事情」という理由に上司は弱いです。心の中でひそかに「家庭の事情って、どんな事情なんだ」と突っ込んていたとしても、あまり根掘り葉掘り聞いてしまうと、プライベートにまで口を挟む、いうことになりかねないからです。
あなたがもし「家庭の事情」と説明し、上司が理由の詳細を聞いていたら「母親が風邪なので帰りに買い物を頼まれている」「自分が帰宅してから近所の病院に車で連れて行って欲しいと頼まれた」などもっともらしい理由をプラスして下さい。
断る理由その2:人が訪ねてくる
ただ友達と会う、というだけでは遊び目的で残業を断った印象になります。
そこで私は遠くに住む友達が訪ねてくる、という理由をお勧めします。
- 地方に赴任した友人が出張を兼ねて訪ねてくるから会う
- 友人が地方に転勤が決まり、今後滅多に会えなくなるため
こういった理由だと、今日この日しか会うチャンスがないわけで、そう言われると頼んだ人もそれでは仕方がない、という心理になりやすいですよね。
あなたが地元以外で働いている場合だと、親族が訪ねてくるという理由にも応用できます。
断る理由その3:歯医者、眼科など予約がある
体調が悪いことも残業を断る良い理由になります。
ただ、これまでシャキシャキ仕事をしていたのに、残業を頼まれた途端に具合が悪い、と言ってしまうとかなり嘘くさい印象になります。そう言ったことが重なると、上司とあなたとの間の信頼関係が壊れてしまいかねません。
そう言った時はあからさまな仮病を使うことをせず
- 歯医者の予約がある
- コンタクトの具合が悪いので眼科に予約がある
などの理由の方が良いでしょう。上司もまさかあなたの口の中や、目の玉まで隅々チェックすることはないはずです。
こうすると角が立たない!残業の上手な断り方3選
もちろん残業できる時だったら協力するけど、今日は遊びなんだけど、特別な日。どうしても断りたい。
その他、朝からエネルギッシュに働いたあなたは、定時になる頃には疲れが出ている。このところ残業続きで疲れがたまっている。今日ばかりは勘弁して欲しい。
だけど、ちゃんとした理由があったとしても、伝え方が難しい。
そこで上手な断り方について私の意見をまとめてみました。
上手な断り方①:相手の顔をつぶさないように
あなたが所属する部署での仕事がまだ残っている限り、誰かがそれをしなければならないのは事実であり、上司は仕事の割り振りを任されているわけです。
例え残業を断るだけの正当な理由があったとしても、できません!ということから始まると残業を頼む相手の顔が立ちません。
そのやり取りを他の人が見ていたとしたら、頼んだ上司は、何となく顔がつぶされてしまったような気がしてしまうことでしょう。
そこを踏まえて考えると、自分たちの仕事が残っているけれども、今日は残業ができなくて申し訳ない、上司から声をかけられたのに、断ってすみませんという気持ちを前置きすると良いでしょう。
ここは
- 「申し訳ないですが、今日は〇〇の理由があって」
- 「すみません、今日だけは◇◇なので…」
と、協力できないことへの詫びの一言を添えてから理由を話すようにしましょう。
上手な断り方②:あれこれ言い訳をしすぎない
その1の断るときは詫びの一言を言った後、残業できない理由をできるだけシンプルにサクッと言うようにします。
本当はそこまで深刻な理由がないのに残業を断りたい場合、言い訳が多くなれば多くなるほど嘘を上塗りしていくことになります。
その言い訳一つ一つがもっともな理由であれば良いですが、少しでもつじつまが合わないと、途端にボロが出てしまうことになりかねません。
上手な断り方③:残業入れないでね!バリア作戦
- 初めて来日するアーティストのプラチナチケットが手に入った
- ずっと応援していたアスリートの引退試合がある
遊び目的だけど、本当にこの日は特別、といった日には
『残業を入れないでねバリア』
を張っておくことも一つの手です。
若かりし頃の私は何度かこの手を使い、成功していました。
残業を断るために普段から気をつけたいこと
今日だけは残業をしたくない、断るためには普段から心がけて欲しいことがあります。
周りとの信頼関係を良好にしておく
そもそも残業は、やるべき業務が残っている状態なのです。
あなたが断ったとしても、その仕事は他の誰かに回ることになります。
もし残業ができる時には気持ちよく引き受けておくことも必要です。そうして「お互いさま」を心がけておくと、あなたが残業できない時には他の誰かが協力してくれることでしょう。
普段から無駄を省いて効率よく仕事をする
あなたがいつもスピーディに仕事ができる人で、周りからも一目置かれる存在だったとしたら、もし残業を断ったとしても、次の日朝イチでどうですか?という代替案が認められやすくなります。
仕事関連で「断りたい」をテーマにしているNOW JOBのブログ内の休日出勤を断りたいの記事も、とても参考になります。
休日出勤を断りたいおすすめの断る理由や上手な断り方5選!の記事はこちら
「休日出勤」を「残業」に変えて応用してみて下さい。
熟練キャリアコンサルタントとしてアドバイス
会社・上司にとって「良い人材」になろう!決して「都合の良い人」にはならないで!
私はキャリアコンサルタントとして仕事の傍ら、更に勉強を重ね、熟練レベルのキャリアコンサルタントである「キャリアコンサルティング技能士2級」の資格も取得してきました。
勉強を重ね、多くの人のキャリアに関する相談を受けてきた中で、あなたにアドバイスさせていただきたいのは、会社・上司にとって「良い人材」になるのはいいが、「都合の良い人材」にならないで欲しいということです。
ブラック企業に負けないで!
近年、フルタイムパートや契約社員、派遣社員など様々な雇用形態が登場し、いろんな働き方ができるようになりました。組織や会社に縛られない自由な働き方ができる一方で、安定した終身雇用の正社員になりたくてもなれない人、やっとの思いで正社員になれたとしても、100時間を超える残業をさせたり、休日出勤をさせても代休も取らせてもらえず、疲弊する人も多くいます。
正社員という身分を与える代わりに、若い人を使えるだけ使い、ダメになったらまた新しい人を入れればいいという世に言う「ブラック企業」は悲しいかな、存在するのです。
今の時代に合った働き方などをアドバイス
会社だけに都合よいように働かされている場合は、できるだけ早く「次の手」を考えた方が良いでしょう。
次の手を考えるようになった時、あなたは誰かに相談したいと思い、それが一番身近な家族、両親の場合、もしかしたら「一度入った会社を辞めるなんて」「せっかく正社員で働いているのに」と反対を受けるかもしれません。
だけど、もしかしたらあなたの親御さんの価値観は一昔前、一度会社に入ったら、よっぽどのことがない限り定年するまでずーーーっとその社員の面倒を見てくれるような時代のもので、今の時代に合っていないかもしれないのです。
また、あなたが優良企業にいたとしても、うまく立ち回ることができず、なぜか自分が残業していることが多い。上司や先輩、同僚から面倒なことを押し付けられたりしてすっかり都合の良い人、になってしまっている場合。
そういう働き方についての悩みがある人は、ぜひキャリアコンサルタントに相談して下さい。
私たちキャリアコンサルタントは、仕事に関する相談に応じるプロフェッショナルです。
また、今の時代に合った働き方や会社の動向に沿ったアドバイスをしています。
一昔前の価値観で話をしてくる身近な人より、ちょっと遠い町にいても今の時代に合ったアドバイスをしてくれるキャリアコンサルタントに相談する方が、あなたの未来が開ける可能性が高いのです!
まとめ
いかがでしたか?
仕事をする上で残業は時には協力しないといけないもの。
私は本来、嘘をつくのは人に勧めていないのですが、でもどうしても用事が合って断りたい。
何でも言うことをハイハイと聞いていたら会社や上司に都合よく使われてしまいます。
そんな時は「嘘も方便」があっても時には良いと思うのです。
「嘘も方便」を上手に使い、うまく立ち回って周りの人との輪を壊さず、あなたにとっても良い働き方ができるよう、成功を祈っています!