国家資格キャリアコンサルタント集団が斬る仕事論

【転勤・異動の自信がない】営業職が異動を経験するメリット

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1984年生まれ東京都在住。国家資格キャリアコンサルタント&2級キャリアコンサルティング技能士。メーカー勤務、営業マネージャー。入社当初、会社も仕事も斜めから見る「やさぐれ営業マン」だったが、5年目に営業成績上位3%、社内表彰される。自身が経験したり学んだ営業職を続ける上で「大切なこと」を軸に悩める女性営業員に向けて講演や相談を実施している。

新しい仕事をやってみたい気持ちはあるけど、今の部署から異動するなんて自信ないな・・・

憧れの部署はあるけれど、引っ越しを伴う転勤がネック。やっていけるか不安だな・・・

 

3~4年くらい同じ部署で仕事をしていると、漠然と次のステップに進みたいと思うようになったり、もしくは上司から部署異動や転勤の打診があって悩んだりますよね。

筆者も15年間の会社員生活の中で4回部署異動を経験しましたが、そのたびに「やっていけるのだろうか…」と不安になりました。

でも今は、異動を経験できて本当によかったと思っています。それぞれの部署で経験したことが自分の糧となり、異動前より確実に成長したと感じるからです。

今回は営業職が異動を経験するメリットについて現役営業マネージャー&国家資格キャリアコンサルタント@青木静がお伝えいたします!

青木静のプロフィールはこちら☟☟☟

転勤経験の現状

「全国転勤型の正社員(総合職)のうち、実際の転勤経験者は何割程度いるか」について回答を得られた1,852社を調査した独立行政法人 労働政策研究・研修機構によると下記データが出されています。

  • 男性の場合

男性社員数の「1割程度」・・・21.0%

「2割程度」が17.2%、「3~4割程度」が17.1%

  • 女性の場合

女性の転勤経験者はほとんどいない・・・51.7%

「1割程度」が19.2%、「2割程度」が6.4%

独立行政法人 労働政策研究・研修機構「企業における転勤の実態に関する調査」より抜粋

女性が自ら転勤を望まないからなのか、会社が転勤の機会をつくらないからなのかは判断はできかねますが、転勤を経験する女性の割合は、男性に比べて少ないことが分かります。

もし、あなたに転勤や異動の声がかかったらどうしますか?

筆者の経験から、転勤や異動を経験するメリットについてお伝えいたします!

複数の営業部署を経験するメリット

“暗黙のルール”に対応する柔軟性が身につく

会社のルールがあっても、細かいことは営業所毎に異なったりするもの。

「郷に入ったら郷に従え」。明文化されていない営業所独自“暗黙のルール”を、その都度周囲の人に聞いて教えてもらうことの繰り返しで職場に慣れていきます。環境に適応する柔軟性が身に付くことも、自己成長の一つです。

暗黙のルール。例えば、私の会社は毎日10分間「掃除の時間」が設けられていますが、営業所によって朝礼前に掃除をするところもあれば、定時退社時刻前に掃除をしている営業所もあります。

日報提出のルールも、必ず当日中に提出するルールになっている営業所もあれば、翌朝9時までに提出すればよいという営業所もあります。

わたしは「誰に何を聴いたら一番正確に教えてもらえるか?」という嗅覚が鋭くなりました。

分からないことはその組織の“2番手の人”に聞くと、たいてい正確で親切に教えてもらえます。

管理職は暗黙のルールを教える役割とは異なりますし、3番手はルールの目的を分かっていないことがあります。その点2番手は気配り、目配りができ、ルールについて質問しても正確に教えていただけます。

営業の「勝ちパターン」を増やせる

担当するお客様の企業規模や業界業種が異なれば、成功パターンも異なるもの。

わたしは個人で飲食店を営む小規模のお店から、地域限定チェーン、全国展開するナショナルチェーンの担当を経験できたことで、「勝ちパターン」を増やすことができました。

個人店

特徴:店主が決定者

勝ちパターン

  • 見込み客を開拓し続ける・・・前年売上金額の10%相当以上
  • 店主に好かれる・・・決定者が店主だから
  • 自社売れ筋商品を提案・・・継続して使用される可能性が高い
チェーン店

特徴:商談相手は商談窓口、決定者は複数いる

勝ちパターン

  • 1企業当たりの案件数を増やす・・・前年売上金額の10%相当以上
  • トップ同士を商談に同席させる・・・会う人を広げ、複数のキーマンを抑える
  • 自社の強みを提案・・・開発力、マーケティング力、情報力を総動員

個人店もチェーン店も、お客様の課題を叶える提案をし続けることは変わりません。

「勝ちパターン」は自分の武器。それぞれの勝ちパターンを体得したことで、どんなお客様にも対応できる「営業マン」として、自分に自信が持てるようになりました。

スペシャリストに教えてもらえる

どこの部署にも必ず○○のスペシャリストがいます。

「○○業界のことには★★さんに聞け!」

「□□商品のことは△△さんが詳しい!」

自分がよく分からない、勉強が必要なことは、知っている人に相談するのが一番早い!と私は考えています。

エピソード

ある外食企業を担当していた時、「冷凍から揚げ」を開発することになりました。しかしながら、当時の私は「冷凍から揚げ」案件どころか、「から揚げ」の作り方も分からない無知な状態。

そんなとき助けていただいたのが「から揚げのスペシャリスト」Tさん。業務用から揚げの一般的な知識、肉のサイズ、調味料の配合、製造工程など、一緒に冷凍から揚げを作りながら丁寧に教えていただきました。

おかげで、得意先の希望を叶える「冷凍から揚げ」を作ることができ、バイヤーには競合数社の中から自社を選んでいただくことができました。

異動後も「冷凍から揚げ」案件があるたびに、Tさんにお世話になっています。

頼りになるスペシャリストが多くいればいるほど、提案のクオリティも案件採用率も自分の知識も向上し、自分を進化させることができます。

様々なタイプの上司を経験できる

自分が上司の立場になったとき、良いところは真似をして、自分がされて嫌だったことは反面教師にすればいいと私は考えています。様々な上司の“良いとこどり”をして、理想の上司像をつくるのです。

経験した上司の数が多ければ多いほど、自分に取り込める材料が増えますよね。

例えば…

  • 「社会人として」、「人として」を教育してくれた上司
  • 堂々と道の真ん中を歩く生き方をしなさいと教えてくれた上司
  • いつも冷静沈着にトラブル対応してくださる上司
  • 社内政治に精通した上司
  • 社内社外問わず交渉上手な上司
  • 自ら率先して新しいことにチャレンジする上司
  • 自身の強みも弱みもオープンに、目線を合わせてくれる上司

上司も人間なので、完璧な人はいません。

尊敬できる部分を自分の中に取り込み、なりたい上司像に近付く努力ができればと考えています。

 

営業以外を経験するメリット

人事部に異動になった理由

わたしは入社7年目の時、希望が叶って人事部新卒採用・研修担当になりました。

やってみたい仕事ではあったものの、地方から東京への転勤。営業とは全く異なる仕事。都会で生活していけそうか、仕事は楽しくできそうか、期待半分、不安半分で引っ越しまでの日々を過ごしていました。

人事部を志願した理由は、営業の魅力、面白さを一人でも多くの学生に伝えたい、営業で成果を出せそうな学生を採用したい、そして全社の売上拡大につなげたい…そんな想いを抱いていたからです。

意外と知らない自社のこと

念願の希望叶っていざ、学生向けの会社説明会の内容を考えることに…

あれ?うちの会社って創業何年???

創業はいつどこで?経常利益率は?海外、日本それぞれの拠点数は?社員数は?男女比は?平均勤続年数は?離職率は?同業他社と比較してどうなの?

恥ずかしい話、入社7年目の私は全く応えられませんでした。

会社の看板として営業していたはずなのに、自社のことを語れる知識はなく、「会社全体のことを把握する」という視点も全くなかったのです。

自社のことを一から学ぶ、良い機会となりました。

人事部から再び営業部に戻ったときに役立ったのは、初めてお会いする方に会社説明をする場面。特に経営層は人材育成に関心が高いので、平均勤続年数や離職率、社内研修の話で盛り上がることもありました。

 

お金の流れを知る~巨額の採用費用~

自分が就職活動をしていた時、お世話になった大手広告会社主催の合同企業説明会。

出展企業はとっても高い費用を支払っていたのですね…

採用活動は、合同企業説明会への出展、面接会場の手配、SNSによる広報費用等、巨額の経費が掛かっていることを知りました。

それまで利益の使い道について考えたことはありませんでしたが、巨額の採用経費を知って、「今のままではもったいない!」と感じました。

採用は未来への投資。こんなに経費をかけて採用しているのに、会社や職種のミスマッチ、入社後間もない退職が生じたらもったいない。

 

それと同時に、売上をつくれるのは、営業職だけだと感じたのです。営業職以外は売上から儲けた利益を使う側。もちろん、どの職種も企業が存続し続けるためには不可欠で、優劣なんてないのですが、営業が頑張って売上をつくらなければ、採用活動や新商品の開発など十分に投資できない。

営業職は、対顧客にとってはお困りごとや課題を解決する役割、社内にとっては売上・利益を生み出す重要な役割があると改めて感じました。

様々な部署の社員(営業部門、海外部門、研究部門、製造部門)と関わり人脈がつくれる

営業職の採用、研究職の採用、海外勤務希望者の採用、工場勤務の採用等々、現場の方から管理職の方まで、幅広い社員と知り合うことができました。

採用活動場面では、それぞれの担当者に、就活生に対して仕事の魅力ややりがいについてメッセージやお話をしていただくのですが、スペシャリストのお話はとても勉強になることばかり。

商品開発の苦悩や苦労、海外の広い市場でチャレンジする醍醐味、安心安全な商品を管理する緊張感。どんな仕事も簡単ではない、苦労もあるけれどやりがいもある、それぞれの持ち場で皆努力しているんだと感じました。

 

顔見知りになったおかげで、営業部に異動後、商品や製造方法のことで分からないことがあると研究や製造部門に気軽に問合せできるようになっていました。

相手の顔を知っていた方が、お互いざっくばらんに話せて、問い合わせる一本の電話も楽しくかけられる。今まで以上に仕事が楽しくなりました!

 

異動したことで、営業部にいては経験できないことや学びがあり、チャレンジして良かったと心の底から思っています。

人事部ではなくても、どの部署で経験したことも、自分の成長の糧となるはずです。

まとめ

いかがでしたか。

異動に躊躇しているなら、チャレンジしてみてみませんか?

もし、初めての人事異動で戸惑うことがあれば、下記ブログを参考にしてみてくださいね!

異動経験は自分を成長させてくれます。

わたしは次の異動もワクワク、楽しみです!!

 

あなたがこれからもキャリアを楽しめますように。

あおきしずかはあなたを応援しています☆彡

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1984年生まれ東京都在住。国家資格キャリアコンサルタント&2級キャリアコンサルティング技能士。メーカー勤務、営業マネージャー。入社当初、会社も仕事も斜めから見る「やさぐれ営業マン」だったが、5年目に営業成績上位3%、社内表彰される。自身が経験したり学んだ営業職を続ける上で「大切なこと」を軸に悩める女性営業員に向けて講演や相談を実施している。










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