【育休中ママへ】不安、孤独、低い自己肯定感にきく5分で読めるおススメ書籍
「毎日毎日、何回おむつ替えればいいんだろう…」
「今日は掃除しようと思っていたのに眠いし、疲れているし、子供は吐くし、、結局何もできなかった…」
「気がつけば、しばらく夫以外、誰とも会話していない…」
「1日でも早く働きたいのに、働けない…会社はどんどん進化し、あの人もあの人も昇進しているのに、自分はどんどん後れを取ってしまう」
子どもは可愛くて、産まれて嬉しかったはずなのに、なんだか虚しく淋しい毎日。
仕事をしていた時は、社内社外問わず様々な方に会って、会話して、成果が表れることもあればトラブルもある刺激的な毎日だった。
「ありがとう!」と言われるのが嬉しいし、成果が出て褒められるとやる気も増し、自分の成長も感じられる。
仕事ってホントに面白い!!
アドレナリンが出続けていた仕事から一転、赤ちゃんのお世話は気が遠くなるほどに感じられる育休ママへ。
ちょっと心のバランスが悪いと感じたときに5分で読めるおススメ書籍を営業ママ&キャリアコンサルタント@青木静がお伝えいたします!
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心のバランスが悪いと感じたときに5分で読めるおススメ書籍
①1日何をしていたか分からない“やるせなさ”にきく本
英語で書かれた“よみ人知らずの詩”が和訳されたものです。
小さい子供を育てるありのままの情景が短い言葉に凝縮されています。
洗い物もしていない、掃除もしていない、片づけもしていない…
子どものために、おっぱいをあげたり、遊び相手になったり、歌を歌ったりしていた
たいしたことはしてないけど、“大切なことをしていた”という内容です。
ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこうかんがえればいいんじゃない?
今日一日、
わたしは澄んだ目をした、髪がふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって
これは親愛なる絵本セラピストの方から出産祝いにいただいた本です。
胸に刺さり、自然と涙があふれてきました。
おむつを替えて、おっぱいをあげて、吐いたら片づけて、泣いたら抱っこして。
掃除をしたり、ご飯の支度をしたり、本を読んだり、ブログを書いたりいろいろやりたいけど、一日があっという間に過ぎていく、「あぁー…今日もできなかった」と落ち込む日々。
でも、視点を変えると「今日もこの子が笑ってくれてよかった」「今日も元気にミルクを飲んでくれてよかった」と思えてくる。
やるせない一日が、意味のある大切な一日に変わる。
一日何をしていたか分からないやるせない気持ちに効く一冊です。
②辛いとき、泣きたいとき、母親としての自信が持てない気持ちにきく本
あとがきにある下記一文が、この本の意図するところです
出産の日のことを思い出すことは、どんなにいい薬を飲むことよりも効果がある、元気の特効薬になりえること
思い通りにいかない子育て、思い通りにできない仕事、自分の気持ちを分かってもらえない夫。
イライラして子どもにあたっていまい、なんてダメな母親なんだと更に落ち込む。
自己肯定感が低くなる悪循環。
そんなときに、この本は、初心を思い出させてくれ、自分を奮い立たせてくれます。
つらいことが あっても
なきたいことが あっても
あのひのことを おもいだせば
だいじょうぶ
あなたの うまれた ひ けっして わすれない
どんなことが あっても わすれることはない
だって わたし あなたの おかあさんだもの
初めて我が子を抱いたときに感じた「愛おしさ」は魔法。
育休中だけではなく、子どものことで悩んだり、辛くなったりするたびに、今後の人生ずーっと傍に置いておきたい一冊です。
③仕事に対する焦り・不安・モヤモヤ感にきく本
猫のオリンピックのお話です。
全く競争しない、ルールもない、敵も味方もいない。
全員メダルがもらえる、なんとも力が抜けるオリンピックです。
仕事のチャンスも会社の変化からも後れを取ってしまう焦りと悔しさ、歯がゆさ。
一日でも早く仕事復帰したい筆者と、時期尚早ではという夫。
どうしようかと悩んでいた時に、キャリアコンサルタントであり絵本セラピストでもある方に相談したところ、紹介してくださったのがこの本です。
わたしのモヤモヤは社内の中で誰かと比較し、競争しているから芽生える気持ち。
「比較すること」を手放せば、解決できる部分もあるということに気づかされました。
何回やすんでもいいんだってにゃ~
まよってもいいんだってにゃ~
えらんだ道でいいんだってにゃ~
全ての語尾に「にゃ~」とついているのですが、なんとも、力が抜けますよね(笑)
休んでもいいし、迷ってもいいし、自分が選んだ道でいい。
読み終わった後には「今の自分でいいんだにゃ~」と自己肯定感が高まる一冊です。
自分に正直に生きることがキャリアを磨くことに繋がる
わたしに素敵な本を紹介してくださった親愛なるキャリアコンサルタント&絵本セラピストの山田さんには本当に感謝しています。この場を借りて御礼申し上げます。
1人6役?時間とともに移り変わる“役割”
私たちは人生の中で複数の役割を演じています。
私は、家族という側面では母であり、妻であり、子どもであり、仕事では営業マネージャー、その他営業部女子課でのボランティア活動や受講生として様々なセミナーで勉強したりしています。
これを読まれているほとんどの方が、私と同じようにいくつもの役割を果たしているはずです。
キャリアコンサルタントの勉強を通して、とても納得した理論の一つに
アメリカの経営学者であり心理学者でもあるドナルド・E・スーパーの「ライフ・キャリア・レインボー」という考え方があります。
ライフ・キャリア・レインボーとは
- キャリアは人生のある年齢や場面の様々な役割の組み合わせ
- その役割は重なり合ったり影響し合ったりしている
- 新たな役割が加われば、別の役割に費やすエネルギーや時間を減らさなければならないこともある
- 反対に、ある役割をやめたり時間を削ったりすると残りの役割にもっと時間やエネルギーを費やすことができるようになる
移り変わる役割変化を“レインボー=虹”に見立てて表現しています
参考)日本マンパワー キャリアカウンセラー養成講座テキスト3 キャリアカウンセリング理論
出典:文部科学省「高等学校キャリア教育の手引き」第1節キャリア教育の必要性と意義(その4)
役割の代表的なものとして「家庭人、労働者、市民、余暇人、学生、子ども」が書かれていますが
それぞれの説明についてはこちらのブログに詳しく書かれているのでご確認くださいね。
ライフ・キャリア・レインボーは人生そのもの
どんな役割でも得た経験は自分の糧になる。
仕事を通した自己成長も素晴らしいけれど、母として、妻として得られる自己成長もある。
「今、出来ること」に集中し、前向きに過ごすことが自分にとっても家族にとってもプラスに働く、日々そんなことを感じています。
まとめ
「人生の目的は何なの?」
一日でも早く働きたい~~~!!と懇願する私に夫が放った一言。
はて、何だろう。
しばらくして、私の口から出た答えは「家族の幸せと自分の幸せ」でした。
私にとって仕事は“自己表現の場”、なくてはならないものです。
生きている限り働いて、誰かの役に立ちたいと思っています。
母親になって、自分の役割が一つ増えました。
仕事は一生続けられるが、“赤ちゃんの母親”という役割は今しかできないこと。
今は、今しかない幼い我が子の笑顔からもらえる幸せを噛みしめる時間にしてもよいのではないか、そう思えたのです。
それでも、たまに沸々と働きたい気持ちが出てきてしまうんですけどね(笑)
これからも、あなたがライフもキャリアも“あなたらしく”楽しめますように。
あおきしずかはあなたを応援しています☆彡